前回のブログが長くなってしまったので、続編その2です。
「前編その1」をご覧いただいてない方は、こちらを先にご覧ください。
DPF警告灯が点滅したCX-3 DK5AWにドライアイス洗浄とマルチサーブDPF洗浄を施工
DPF 警告灯が点滅したということで、今回のご入庫なりました平成27年式マツダCX-3。
ドライアイス洗浄を実施しました。
マルチサーブでDPF洗浄も実施しました。
結果、DPF警告灯の点滅は消えましたが、加速時のガクガクする症状は改善しませんでした。
DPFの警告灯は、恐らくこの症状が起因していると思われます。
そのため、完治するまではお車をお返しすることができません。
ガクガクする症状が発生している時に外部診断機とにらめっこをしていると、あることに気が付きました。
症状が出ている時に燃圧が、目標値に対して低い。
それが原因でガクガクしているのか?
アイドリングでは正常なのに、負荷がかかった時(燃料がたくさん必要な時)に目標値に対して燃圧が低いのは何故だろう?
いろいろと調べることはありそうですが、怪しいのは燃料フィルターです。
オーナー様へ連絡をとって、燃料フィルターの交換履歴を調べてもらいました。
すると、新車から19万kmの間、一度も交換をされていないということです。
ちなみにメーカーの交換推奨サイクルは6万km走行毎です。
きっと犯人はこれに違いない。
ということで、早速燃料フィルターを手配して交換することにしました。
この燃料フィルターが地味な部品ではありますが、内部のフィルターろ紙が詰まるとエンジン不調を起こすということですね。
取り外した燃料フィルターのろ紙は真っ黒になっていました。
ちなみに新品は
このようにキレイな淡黄色です。
これを見ただけで、エンジン不具合は直ったと確信してしまいました。
交換後、エア抜きを行い、早速走行試運転です。
アクセルを踏み込むと、スカイアクティブディーゼルエンジンの強力なトルクが見事復活しています。
ガクガクする症状は解消しました。
外部診断機をモニターすると、燃圧が目標値にしっかり追従しています。
加速時にガクガクしていた原因は、燃料フィルターの詰まりにより高負荷時に燃料が吸えなくなっていたということのようです。
スカイアクティブ-D1.5搭載車の燃料フィルターは、エンジンルームではなく画像のように車両下回りに装着されています。
さらにカバーがかかってしまっているので見落としがちですが、2万km走行毎に水抜き、6万km走行毎に交換が必要になります。
今回のブログでご紹介した通り、DPF警告灯が点灯してしまうようなエンジン不調の原因にもなりますので注意が必要です。
走行試運転の後、外部診断機を使用して故障コードの確認をします。
故障コードなし。
DPF警告灯も消え、加速時のガクガクする症状も解消しました。
ここまでで、ご依頼いただいた①DPF洗浄、②ドライアイス洗浄が完了です。
次のブログで③トルコン太郎によるATF圧送交換をご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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