埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したCVTオイルの圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成30年式 NT32 日産エクストレイルです。
トルコン太郎によるCVTオイル全量圧送交換とCVT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県川越市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | エクストレイル | メーカー | 日産 |
型式 | DBA-NT32 | グレード | 20X |
初度登録年月 | 平成30年5月 | 入庫時走行距離 | 40,264km |
現在の走行距離は40,264kmです。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
ドレンプラグからCVTオイルを排出します。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
オイルパンを取り外します。
オイルパンを外すと、内部はご覧のようになっております。
ストレーナーを取り外します。
バルブボディをしっかり洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
ご覧の通り、新品同様に洗浄ができました。
取り外したストレーナーの新旧比較です。
4万KM走行ですが、汚れております。
トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。
オイルストレーナー取付完了
続いてオイルパン洗浄です。
オイルパンには、内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
鉄粉付着量はご覧の通りです。
マグネットを外して、オイルパン底部を拭き取ります。
オイルパン底部の汚れ具合の様子です。
オイルパンを洗浄し、マグネットは新品交換します。
洗浄後のオイルパンの様子です。
取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様になるまで洗浄します。
オイルパン取り付けボルトも新品に交換します。
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
オイルパン装着完了です。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
トルコン太郎に日産純正CVTフルードNS-3をセットします。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動するとCVTオイルがトルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
抜き取り油と比較しても、変化は感じられません。
黒くて濁っていますが、5リットル分の新油の洗浄作用はありますので、30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、CVT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
1回目の圧送交換が終わりました。
抜取り油と比較すると、確実にきれいになっているのが分かります。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になります。
初期補充とプレ洗浄でペール缶の新油が次の交換に足りないのでオイルを入れ替え準備します。
2回目の圧送交換の準備完了です。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
新油の透明感が復活しました。
圧送交換終了後は、外部フィルターの交換です。
4万KM走行ですが、新旧で比較すると汚れ具合が分かります。
圧送交換終了時のCVTオイル温度は55度。
スポットクーラーを使用して強制冷却をします。
なぜ、冷やすのか?
それは、オイルは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
スポットクーラーを使用して、規定温度未満まで冷やしてから、再度温めながら温度を合わせていきます。
温度の確認には、外部診断機を使用します。
規定温度まで上昇させて、オーバーフロー、サンプルを採取します。
こちらのエクストレイルの規定温度は、35~45℃のため、10℃の幅があります。
その間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ちょうど真ん中になる温度、すなわち40℃をピンポイントで狙って調整しています。
ピンポイントで温度を合わせたら、オーバーフロープラグとガスケットを交換して作業完了です。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
CVTオイル交換後は、必要な初期化や学習も忘れずに行います。
CVTオイル交換、ビフォアー・アフター
最終チェックの走行試運転と外部診断機による故障コード確認。
当然ですが、問題ありません。
エアコンガスクリーニングも同日作業させていただきました。
コンプレッサーオイル添加剤は、ワコーズパワーエアコンPLUS。
燃費の向上、静粛性の向上、冷却能力の向上と、いい事尽くめの高性能添加剤です。
ガスの不足量は90gでした。
今回のブログは、エクストレイルNT32のトルコン太郎によるCVTオイル交換の様子でした。
走行距離が4万KMでしたが、やはりCVT車は汚れが激し傾向にあるのが分かります。
また、セレナやエルグランドも同型CVTを搭載しています。
特にCVTフルードNS-3指定の車両は、早めのメンテナンスをおすすめいたします。
お客様から口コミ・ご感想をいただきました お客様の評価+1
エクストレイル(NT32)のCVTF交換、ACガスクリーニングでお世話になりました。
トルコン太郎で全量交換とフィルター等の各種部品交換、診断機による設定、学習を行って頂きました。
結果は発進、シフト操作が滑らかになり新車のフィーリングに戻った感じです。
燃費も少し向上しました。日産のCVTは古くなるとトラブルが多いので予防の為にも是非おすすめします。
エアコンもガスクリーニングと添加剤投入し、良く冷えて、コンプレッサー作動音が静かになりました。これもおすすめです。
親切丁寧な作業ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
オーナーのU様、この度はご入庫ありがとうございました。
また、ご入庫の感想をいただきまして大変ありがとうございます。
交換効果を体感していただくことでできて私も大変うれしく感じております。
また次回のご入庫をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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