埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したATF圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成22年式 V36 日産スカイラインです。
トルコン太郎によるATFオイル全量圧送交換とAT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、千葉県千葉市からご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | スカイライン | メーカー | 日産 |
型式 | DBA-V36 | グレード | 250GT Type S |
初度登録年月 | 平成22年3月 | 入庫時走行距離 | 131,470km |
現在の走行距離は131,470kmです。
令和2年9月 中古購入時の61,600KMと、
令和3年4月 73,551KMに
日産純正マチックフルードSを使用して交換を実施されているそうです。
恐らく、新車から3回目の交換となる今回のATF交換は、オイルパンを分解して内部洗浄、トルコン太郎の圧送交換、そして高性能ATFを使用したプランでご依頼いただきました。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
アンダーカバーを外して、ATFを排出します。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
過去2回交換歴がありますので「真っ黒」ではありません。
オイルパンを取り外します。
オイルパンを外すと、内部はご覧のようになっております。
ストレーナーを取り外し、バルブボディを洗浄します。
パーツクリーナーを使用して、内部をしっかり洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
ご覧の通り、新品同様に洗浄ができました。
取り外したストレーナーと、新品ストレーナーです。
裏側は全面メッシュのフィルターになってります。
使用後のフィルターには、異物らしきモノが確認できます。
日産7速AT用のオイルストレーナーは、純正部品で設定がないためサードパーティ製となりますが、品質は問題ありませんのでご安心ください。
トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。
続いてオイルパン洗浄です。
オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
走行距離相応に鉄粉が付着しておりました。
マグネットを外して、オイルパン底部を拭き取ります。
オイルパンの底を擦るとこんなに真っ黒になります。
オイルパンを洗浄し、マグネットは新品交換します。
洗浄後のオイルパンの様子です。
取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様になるまで洗浄します。
オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
オイルパン装着完了です。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
圧送交換の前に、オイルパン洗浄作業にてATから排出された分のATFを入れて油量を戻しす必要があります。
この補充を初期補充と言います。
初期補充に使用するATFは、アイシンAFW+。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、スカイラインのAT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
抜き取り油と比較すると、若干ですが汚れが薄まり、赤味を帯びているのがわかります。
それでも、まだまだ濁っていますが、5.5リットル分の新油の洗浄作用はありますので、30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、AT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
11.0リットルを使用して1回目の圧送交換が終わりました。
抜取り油と比較すると、まるで新油のようになりました。
新油の洗浄作用を使って、このまま30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になります。
トルコン太郎内のオイルを入れ替え準備します。
オーナー様の選択は、パワークラスターATFレーシング。
パワークラスターATFの特徴は、独自の分子技術により高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど体感度抜群のATFです。
特に、パワフルなお車や、スポーティーなお車におすすめです。
パワークラスタ―ATFに関して詳しくはこちらのページをご覧ください。
一番人気のATFレーシングです。
2回目の圧送交換の準備完了です。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
ライトをあてると新油の透明感が復活しているのが分かります。
ATF圧送交換終了後は、強制冷却です。
なぜ、冷やすのか?
それは、ATFは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
温度の確認には、外部診断機を使用します。
規定温度に調整して、オーバーフロー、サンプルを採取します。
メーカーの規定温度は、通常5~10℃くらいの幅があります。
その間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ある温度をピンポイントで狙って調整しています。
ピンポイントで温度を合わせたら、オーバーフロープラグとガスケットを交換して作業完了です。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
ATF交換の他にデフオイル交換もご依頼いただきました。
こちらもATF交換とセットで人気メニューとなっております。
真っ黒という訳ではありませんが、新油は無色透明に近い色味ですので、劣化しているのが分かります。
ドレンプラグのマグネットには鉄粉が大量に付着しています。
鉄粉を除去し、新品ガスケットを使用して取り付けします。
デフオイルもパワークラスターを使用します。
パワークラスター・ギヤオイル・スーパーレーシング75W-90。
ほぼ、市場に出回らない希少なオイルのため業務用パッケージですが、中身は世界最高レベルの特級品です。
規定量を充填して完了です。
ATF、デフオイル交換完了後は、走行試運転と外部診断機による故障コード確認。
当然ですが、問題ありません。
スカイラインとトルコン太郎、パワークラスターATFレーシングのパッケージと記念撮影
ATF交換、ビフォアー・アフター
お客様から口コミ・ご感想をいただきました お客様の評価
V36スカイライン、ATF交換の作業でお世話になりました。
現在、(ATF交換後)約1,500kmの走行です。
説明されていた初期の変速ショックは収まり、変速スピードが UP,DOWN ともに速くなり、キックダウン時等、加速時の押し出し感が強く、低速時、高いギヤへの変速は気がつきにくいぐらいスムーズになりました。
交換前、時々発生していた約20-30km/h、2、3、4速への変速時締結遅れ(回転/空転)しながらのショックの大きいつながりが収まりました。
実施していただいたプレ洗浄が効いているのかもしれません。
当日ご対応いただきました鈴木様、作業していただいた志野様ありがとうございました。
次回作業時はよろしくお願い致します。
オーナーのY様、この度は当店へご入庫いただきまして誠にありがとうございます。
パワークラスタ―ATFの効果を体感していただくことができて私も大変B嬉しく感じております。
お喜びのお声を励みに日々精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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