埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したATF圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成27年式 URJ202W トヨタランドクルーザー200です。
トルコン太郎によるATFオイル全量圧送交換とAT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県川越市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | ランドクルーザー200 | メーカー | トヨタ |
型式 | CBA-URJ202W | グレード | AX |
初度登録年月 | 平成27年3月 | 入庫時走行距離 | 101,151km |
現在の走行距離は101,151kmです。
ATF交換に伴い、オイルパン洗浄・ストレーナー交換を実施します。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
オーバーフローによるレベル調整が必要なため、水平にランドクルーザーを持ち上げます。
頑丈な補強メンバーを外して、ATFを排出します。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
オイルパン、ストレーナーを外します。
バルブボディ洗浄前
ソレノイド洗浄前
鉄粉の付着で濁った色合いをしています。
ソレノイド洗浄中
ソレノイド洗浄後
キラリッと光るようになったのが分かりますか?
バルブボディ全体をしっかり洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
洗浄完了です。
ご覧の通り、新品同様になりました。
取り外したストレーナーと新品の比較です。
樹脂製ボディのため、ケースには鉄粉が付着しないため汚れ感はないですが、
吸い込み口は、走行距離10万KMを物語っています。
交換する新品の吸い込み口は、キレイな淡黄色です。
バルブボディーに接続するオーリングは新品交換です。
トルクレンチを使用して、ストレーナーを締め付けします。
ストレーナー取付完了です。
続いてオイルパンの洗浄です。
オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが4個装着されています。
一番多く鉄粉が付着しているマグネットの様子です。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
鉄粉付着量はご覧の通りです。
マグネットを外して、オイルパン底部を拭き取ります。
するとご覧の通り、真っ黒になってしまいました。
真っ黒に汚れたオイルパンを丹精込めて洗浄しました。
洗浄後のオイルパンの様子です。
新品のように黒光りするようになりました。
オイルパンは、車に取り付けすると見えなくなってしまう部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様に洗浄します。
マグネットは4個全て新品に交換します。
新車時と同じように位置、向きを合わせて取り付けします。
適当に装着して、位置や向きを間違えて装着してしまうので、プロとして失格だと思っています。
ガスケットはもちろんですが、オイルパン取り付けボルトも新品交換します。
オイルパン取り付け準備完了です。
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
ドレンプラグとガスケットも新品交換です。
トルクレンチで締め付けして
オイルパン取り付け完了です。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、ランドクルーザーのATからATFがトルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
6.0リットルの新油を補充していますが、抜き取り油と比較して変化を感じられません。
しかし、6.0リットル分の新油の洗浄作用はありますので、30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、AT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
1回目の圧送交換が終わりました。
1回の交換でここまでキレイになりました。
抜取り油と比較すると、まるで新油のようです。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になります。
トルコン太郎内のオイルを入れ替え準備します。
最終交換に使用するATFは、パイパワーエンジン搭載車に最適なパワークラスタ―ATFレーシング。
パワークラスタ―独自の分子技術により、高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど、体感度抜群、新車のようなフィーリングを楽しめる当店一番人気のATFです。
2回目の圧送交換の準備完了です。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
抜取り油との比較。
新油の透明度が蘇りました。
パワークラスタ―ATFは無色のため、洗浄に使用した赤色のアイシンATFと混ざり、オレンジ色の仕上がりとなります。
交換終了後のATF油温は58.8℃でした。
ATF圧送交換終了後は、強制冷却です。
冷却しながら、オイルクーラーを取り付けします。
ここは、トルコン太郎で洗浄ができないので、パーツクリーナーを使用して入念に洗浄をしています。
オーリングは新品交換します。
オイルクーラー取り付け完了です。
冷却の話に戻します。
ATF交換後になぜ、冷やすのか?
それは、ATFは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
温度の確認には、外部診断機を使用します(画像は強制冷却後で31.9℃)。
油温検出モードへ移行させて温度調整をします。
基準の温度になRと、PレンジなのにDレンジランプが点灯します。
点灯を確認したら、オーバーフロー、サンプルを採取します。
メーカーの規定温度は、通常5~10℃くらいの幅があります。
その間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ある温度をピンポイントで狙って調整しています。
ピンポイントで温度を合わせたら、オーバーフロープラグとガスケットを交換して作業完了です。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
ATF交換後は、初期化も忘れずに行います。
ATF交換完了後は、走行試運転と外部診断機による故障コード確認。
当然ですが、問題ありません。
ATF交換、ビフォアー・アフター
パワークラスタ―ATFレーシング。
ランドクルーザーの様に重量級のお車、ハイパワーエンジン搭載車に最適なハイパフォーマンスオイルです。
スムーズな変速と力強い発進加速は、まるで新車のよう。
他メーカーのハイパフォーマンスオイルの性能を凌ぐ、市販品では国内最高レベルのATFとなります。
今回のブログは、URJ202Wランドクルーザープラドのルコン太郎によるATF交換の様子でした。
ご紹介した200系ランドクルーザーだけでなく、ランクル80や100、ランドクルーザープラドやハイラックスサーフなど、トヨタクロカン4WDの施工実績も多数ございます。
そのすべての車種において、今回のブログ同様の作業が可能です。
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ATFの取扱種類も豊富にございます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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