トルコン太郎

【トルコン太郎】30系アルファードAGH30W 走行距離3万KMのCVTオイル圧送交換 東京都港区から

平成28年式 トヨタアルファード AGH30W

CVTオイルの交換のご依頼です。

 

トルコン太郎の圧送交換を求めて東京都内からお越しいただきました。

 

現在の走行距離は31,025KM。

 

メーカーやディーラーでは交換不要としているCVTオイルですが、新車から定期的な交換をすることでCVT内部の劣化や摩耗を最低限に防ぐことが可能です。

 

さらに、純正オイルから社外高性能オイルへアップグレードすることで、その効果はさらに高まります。

 

そのような効果を期待して、今回はワコーズCVTFプレミアムSを使用して交換します。

 

それでは作業に入ります。

 

まずは走行試運転と外部診断機による故障コードをチェックします。

 

走行試運転は良好、CVTに関する故障コードはなし。

 

事前チェックを終えてリフトで車両を持ち上げます。

 

 

 

CVTのオイルパンです。

 

今回は走行3万KMですので、いつものような「オイルパン洗浄」や「ストレーナー交換」は不要です。

 

オイルクーラーラインを使用して圧送交換をしますので、ドレンプラグからの排出もしません。

 

 

オイルクーラーラインにトルコン太郎を接続します。

 

エンジンをかけます。

 

アルファードのCVT内部を流れているオイルがトルコン太郎の真ん中のモニターに流れ込んできます。

 

もっと近づいてみましょう。

 

赤味は感じられますが、黒いです。

 

走行3万KMでこの状態です。

 

透明感はまったくありません。

 

しかし、これはこのお車が特別なわけではありません。

 

アルファードのような比較的重量のある車両のCVTオイルには相応の負荷がかかっているということです。

 

できれば新車から2~3万KMで交換をおすすめいたします。

 

 

それでは、CVTオイルの交換に入ります。

 

ここまで激しく汚れている場合は、いきなり社外高性能オイルへ交換しません。

交換を2回に分けて交換します。

 

1回目の交換は、内部をしっかりと洗浄してリセット。

 

2回目の交換で社外高性能オイルへアップグレードをします。

 

1回目の交換は内部を洗浄することが目的です。

使用するオイルはアイシンCFB。

純正品と同等性能の普通のCVTオイルで、洗浄専用品ではありません。

 

CVTやATの洗浄専用オイルは存在しません。

CVTやATの場合、内部の汚れを一気に落としてしまうと内部のバルブやストレーナーが詰まり故障してしまうからです。

 

適度に汚れを落とすために、新油の洗浄作用を使用して内部をきれいに洗います。

 

それでは、1回目のを実施します。

 

CVTオイル全量の1.2倍量の8.8リットルを使用しての交換が終わりました。

 

アルファードの内部を流れるオイルがモニターで確認できます。

 

透明感がしっかりでてきました。

 

圧送交換が終わると自動でクリーニングモードへ移行し、アルファードのCVT内部とトルコン太郎の間をオイルが循環します。

 

圧送交換で入れ替えた新油の洗浄作業をしようして内部の汚れを洗います。

 

 

内部がきれいになると、オイルが汚れてきます。

内部の汚れがオイルに移ったということです。

 

 

モニターのオイルを確認してCVT内部がきれいになったところで2回目の交換になります。

 

2回目の交換は最終交換になりますので、本命のオイルをトルコン太郎にセットします。

 

トルコン太郎のオイルをアイシンCFBからワコーズプレミアムSへ入れ替えます。

 

100%化学合成のワコーズプレミアムSは、「滑らかな変速フィーリング」と「高い動力伝達能力」を両立した高性能プレミアムCVTオイルです。

 

セット完了です。

 

それでは、洗浄を終えたオイルと高性能CVTオイルを入れ替えていきます。

 

2回目の圧送交換スタートです。

 

1回目の交換と同じ、CVTオイル全量1.2倍量の8.8リットルを使用して2回目の交換が終わりました。

 

1回目の交換終了時から、さらに透明感が上がりました。

 

ご覧ください。

ここまできれいになりました。

 

次にCVTオイルの量を調整する必用があります。

 

オイルの量の調整は非常に重要な作業で、

「入れすぎ」も「不足」も故障の原因になります。

 

メーカーの修理要領に沿って調整する必用があります。

 

その一つが「温度」です。

オイルは熱により膨張するため、量の調整する時の温度が決められています。

 

エンジンを始動した状態でCVTオイルを交換しますので、60~80℃まで上がってしまいます。

 

このままでは当然オイルの量調整はできませんので、いったん冷やします。

 

お預かり期間が1泊2日以上ある場合は翌日の作業になります。

日帰り作業の場合は強制的に冷やして目的の温度に調整します。

 

温度は外部診断機を使用して確認します。

 

温度を合わせるだけではありません。

エンジン回転数を最適な状態にするための「油温検出モード」に移行する必用もあります。

 

本当にややこしい作業です。

 

すでに数百台以上の経験がありますので、この時ばかりは緊張が走ります。

 

目的の温度になったら、プラグを開けてオイルの量を調整します。

 

とてもきれいなオイルがでてきました。

 

オイル量の調整が終わったら、各種のリセットをして、走行試運転です。

 

 

走行試運転へ行ってきます。

 

新油入れ替えに伴い、学習値をリセットしているため、オイルにあった制御は完璧な状態ではありませんが、それでも「軽い!」と感じます。

 

アクセルを軽く踏む、というかペダルに足をのせるだけで車がストレスなく進んでいくという感じでしょうか。

 

3万KM走行でも、激しく汚れていたオイルが新油になり、さらに高性能オイルへとアップグレードした効果です。

 

 

新車時に充填されているトヨタ純正「オートフルードFE」は超低粘度化された高性能なオイルです。

※超低粘度とは、サラサラしているということです。

 

サラサラしているオイルは、CVT内部の抵抗が少なくなり燃費向上に貢献します。

 

ワコーズCVTFプレミアムSは、ベースオイル性能を引き上げるとともに適正な粘度を持たせて「滑らかな変速フィーリング」と「高い動力伝達能力」を両立し、さらに燃費が向上します。

 

走行性能が上がるだけでなく、燃費の向上、乗り心地の向上も体感することができる高性能オイルです。

 

新車から燃費が落ちた、走りが重い、そのように感じた時はワコーズCVTオイルへの交換をおすすめします。

 

お客様の声をいただきました

早めの交換は正解だった!

おすすめ度 ★★★★★ 星5つ

この度はありがとうございました。

以前からCVTオイルの交換に興味があったのですが、ディーラーでの交換方法に疑問を感じ、なかなか交換には至っておりませんでしたが、たまたまオートサプライ鈴木様のホームページを拝見し「このお店にお願いしてみよう」と思いました。

正直、予防整備的な約3万キロでの交換なので、その効果は実感できない(かもしれない)と思っておりましたが、しかし、交換後は停車時の微妙な振動も解決、アクセルワークによる車の挙動など、CVTが活動的になったというか「機械がストレスなく動いている!」と実感しました。
助手席の妻も変化を実感できたくらいです。

約3万キロとはいえ、CVTオイルは劣化し その分多少なりCVTがストレスを抱えながら動いていたことを考えると、早めの交換は正解だったかもしれません。

今回初めてのオートサプライ鈴木さんとのお付き合いでしたが見積から作業まで作業結果のご説明まで丁寧にご対応いただき誠にありがとうございます。

最後となりますが御社の更なる繁盛と社員の皆様のご健勝を心より祈念申し上げます。
また、妻の21クラウンアスリートもよろしくお願いします。

 

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