トルコン太郎

【トルコン太郎】アルファード350S G's GGH20W 純正ATFからニューテックNC-65へ全量圧送交換

平成25年式 トヨタアルファード350S G's GGH20W

 

 

ATオイルパン洗浄・ストレーナー交換、トルコン太郎によるAT内部洗浄、ニューテックNC-65への全量圧送交換のご依頼です。

 

埼玉県草加市からお越しいただきました。

 

最近、中古で購入されたということでしたが、「今後のためにもATF交換とオイルパンメンテナンスをしておきたい」というご要望です。

 

走行距離は68,065KM

 

新車から5万KMを超えたあたりでATF交換をおすすめしておりますが、6万KMを超えてもうすぐ7万KMですので、オイルパンメンテナンスは必須になってくる頃でしょうか。

 

アルファードやヴェルファイア、エスティマに搭載されている3.5リットルの2GRエンジンは、その排気量から生まれ出る大きなトルクが魅力ですが、その反面ATFには相応な負荷がかかるようです。

 

 

走行距離6万KMで、ATオイルパン内部やATFの状態はどの程度劣化しているのか確認しながら作業を進めていきます。

 

 

事前チェックから始めていきます。

 

この事前チェックは、入庫当日に行う作業ですので事前にお越しいただくことなく日帰り作業が可能です。

 

走行試運転へ。

 

3.5リットルの余裕あるトルクで快調に走ります。

 

6万KM以上走っても不具合なくも快調であると、ATF交換を怠ってしまいそうになります。

しかし、快調に走れる今のうちにATF交換をしておくことが、今後も長く快調に走るために必要なメンテナンスなのです。

 

外部診断機を使用して故障コードチェックです。

 

走行試運転、故障コード問題ありません。

 

早速作業に入ります。

リフトでアルファードを持ち上げます。

 

 

作業の障害になるアンダーカバーを取り外します。

 

 

これで準備OKです。

 

 

ドレンプラグからオイルパン内部のATFを抜き取ります。

 

サンプルを採取しておきます。

 

オイルパン内部のATF排出がすんだらオイルパンを外します。

 

3.5リットルエンジンは大きいですが、ATオイルパンは非常に小さいです。

 

オイルパンが小さい分、ATF全量が少ないのでATF劣化が早いようです。

 

 

車から外したストレーナーとオイルパン

 

AT内部の摩耗で発生した金属粉を回収するためにマグネットが装着されています。

 

ATオイルパン洗浄では、マグネットの洗浄も行います。

 

これほどの量が付着していますが、同型同車種と比較して少ないです。

 

 

マグネットの洗浄

 

 

マグネットを取り外したあとにはスラッジが残ります。

 

 

軽く拭き取るだけで白いペーパーウエスが真っ黒になってしまいました。

 

 

オイルパン洗浄、マグネット洗浄終了です。

 

 

新品か思うほどにピカピカになりました。

 

 

ストレーナーは洗浄ではなく交換します。

 

 

使用後の吸い込み口。真っ黒になっています。

 

 

新品はきれいなクリーム色でした。

 

 

新品ストレーナーをトルクレンチを使用して、メーカー規定トルクで締め付けます。

 

 

オイルパンもメーカー規定トルクで締め付けます。

 

 

オイルパン洗浄・ストレーナー交換が終わりましたので、トルコン太郎を接続してATFを補充します。

この補充を初期補充といいます。

 

初期補充とこの後に行うAT内部洗浄にはアイシンATFを使用します。

 

もったいないので、単価の高い高性能ATFは最後の交換の時だけ使用します。

 

左のボトルは、最初に抜いたATFです。

右のモニターはこれから補充する新品ATFです。

 

最初に抜けたATFの量とATF全量を考慮して初期補充の量を決めます。

こちらのアルファードは3.5リットルの補充をしました。

 

補充が終わりましたらエンジンをかけます。

 

エンジンをかけると、補充した新品ATF3.5リットルとAT内部に残っていたATFが混ざり合ってトルコン太郎のモニターに流れ込んできます。

 

 

モニターに近寄ってみるとご覧の通りです。

 

3.5リットルの交換をしているので、きれいになっているかと思いたいですがが、実際はそう簡単にはきれいにならないのです。

 

ATF交換を数千円でやっているお店もありますが、ほとんどがこの様な状態です。

 

オートサプライ鈴木のATF交換は、AT内部のATFを新油状態まできれいにしますので、まだまだ作業は続きます。

 

最初の抜取り油との比較です。

モニターの方が若干赤くなっているのがわかります。

 

初期補充したATF3.5リットルで軽く内部洗浄をしてから全量圧送交換を行います。

 

1回目の交換は、AT内部洗浄を目的としたプレ洗浄になります。

使用するATFはアイシン。

 

それでは、圧送交換スタートです。

全量6.5リットル×1.2倍量の7.8リットルを使用して1回目の交換が終わりました。

 

近寄ってみると、先ほどよりもきれいになっているのがわかります。

 

しかし、時間の経過とともに、AT内部の汚れがATFに溶け出してくるので、ATFは黒くなってきます。

 

抜取り油と比較すれば、きれいになってきましたが、このまま次の高性能ATFにするのはもったいない。

「せっかくなので徹底的にきれいにしてほしい」というご要望にお応えするために、洗浄をもう1回追加することにします。

 

 

AT内部洗浄を目的としたプレ洗浄2回目スタートです。

1回目のプレ洗浄と同様7.8リットルを使用して交換が終わりました。

 

洗浄2回実施して、ここまできれいになりました。

 

最初の抜取り油との比較

 

AT内部の洗浄を終えて本命ATFの登場です。

 

 

ニューテックNC-65。ニューテックATFの中では、一番高性能なものになります。

薄くて強靭な油膜がAT内部の保護だけでなく、非常にスムーズで力強い走りを体感できます。

 

レース専用品ではなく、街乗りにも最適な高性能プレミアムATFです。

 

それでは、本命ATFニューテックNC-65へと、3回目の全量圧送交換開始です。

 

7.8リットルを使用して交換が終了しました。

 

 

新油との比較です。透明度が同じレベルになっています。

 

ここからは、フルードレベル調整に入ります。

 

診断機を使用して、ATF温度を規定値に合わせていきます。

 

 

規定温度で、プラグを開けて量の調整は完了です。

 

 

ご覧の通り、きれいなATFが出てきました。

 

 

 

 

今回の作業、オーナー様にお選びいただいたATFはニューテックNC-65。

ニューテックATFの中では一番高性能なものになります。

 

 

実は、NC-65を更に高性能化する裏メニューが存在します。

 

NC-60ATplusです。

 

 

実はこちらの商品、本来の目的はATFやCVTオイルのにじみ漏れ止め作用です。

 

 

しかし、そこはニューテック、単なるオイル漏れ防止剤ではありません。

ベースオイルに豪華なエステル系化学合成油を使用して、低フリクション化と高トラクション化を実現します。

 

NC-65とNC-60ATのコラボレーション。

せっかく交換するなら、最高のATFをお試しください。

 

 

NC-60ATの補充を終えたら学習値初期化です。

 

 

初期化完了です。

 

 

続いて故障コードチェックです。

 

 

こちらも問題ありません。

 

 

それでは、最後の走行試運転です。

 

 

走り出しから明らかに軽い!

 

停車状態から、軽~くスススーーーッと走りだします。

 

そして、変速。

スコスコと変速していきます。

大袈裟かもしれませんが、タコメーターを見ていないと変速がわからない程。

 

では、加速はどうか。

お客様のお車ですので、控えめな加速ではありますが、重たいアルファードを強力なトルクでグイグイと引っぱっていきます。

 

ここ数年で、何百台ものATF/CVTオイル交換をさせていただいておりますが、交換後のフィーリングアップは何度経験しても本当に嬉しいです。

 

お客様の声をいただきました

本当に絶好調で車に乗るのが毎回楽しみです

お客様の評価 ★★★★★ 星5つ

先日はATF交換とその後の作業でお世話になりました。

NC-65に添加剤を入れてもらいましたが、本当に絶好調で車に乗るのが毎回楽しみです。

変速が早くスムーズになりパワーが上がった感じがします。
(ATF交換前は)冷間時にうなり音がありましたがなくなりました。

作業内容の写真などを見せてもらい鈴木社長にわかりやすく説明してもらい本当に信用できました

またよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。

アンケートのご協力ありがとうございました。

 

 

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