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【トルコン太郎】50系エスティマGRS50W ATオイルパン洗浄・ストレーナー交換、ワコーズATFへ全量圧送交換

平成20年式 トヨタエスティマ GSR50W

トルコン太郎によるATF交換のご依頼です。

 

単なるATF交換ではなく、オイルパン洗浄・ストレーナー交換、トルコン太郎を使用してAT内部の洗浄、最後にワコーズATFプレミアムSへ全量圧送交換します。

 

 

劣化したサスペンションのリフレッシュ整備での入庫でしたが、「トルコン太郎のATF交換も気になっている」とおっしゃっていましたので、「ATF交換は体感できるほど良くなりますよ」とお伝えしたところ、今回ご紹介するATF交換も追加でご依頼いただきました。

 

 

エスティマのサスペンション・リフレッシュ整備はこちらでご紹介しております。

 

 

それでは、エスティマリフレッシュ整備の追加作業、ATF交換をご紹介します。

 

現在の走行距離は107,987KM

 

事前チェック、走行試運転はATの状態は良好です。

 

ATやエンジンに関する故障コードはなし。

 

それでは、作業に入ります。

 

エスティマをリフトで持ち上げます。

 

ATFを排出します。

 

ボトルにサンプルを採取します。

 

オイルパン内部のATFの排出が済みましたらオイルパンを取り外します。

 

オイルストレーナーとバルブボディが出てきます。

 

AT内部の摩耗で発生する金属粉を回収するためのマグネットが2つ装着されています。

 

 

この鉄粉の付着量が、パワフルなエンジン搭載車のATFの劣化の早さを感じさせます。

 

 

マグネットは丁寧に洗浄しておきます。

 

 

マグネットを除去したオイルパンにはスラッジが残ります。

 

 

黒いオイルパンは底部の汚れが見えないので白いペーパーウエスで擦ってみます。

 

 

ご覧の通り、真っ黒です。

 

 

丁寧にオイルパンとマグネットを洗浄します。

 

 

すると、新品同様にまで再生できました。

 

 

ストレーナーは再生ではなく、新品交換です。

 

 

取り外したストレーナー。

オイルの吸い込み口は真っ黒です。

 

 

新品はきれいなクリーム色。

 

 

新品のストレーナーをメーカー規定値で締め付けします。

 

 

新品のガスケットを挟んで、オイルパンも規定値で締め付けします。

 

 

オイルパン作業が済みましたら、トルコン太郎をエスティマに接続します。

 

まずは、オイルパンから排出した量+αを補充します。

この補充を初期補充といいます。

 

トルコン太郎の内部です。

初期補充からAT内部洗浄まで、単価の安いアイシンATFを使用します。

 

左のボトルはオイルパンから排出したATFです。

右のモニターはこれから補充する新品のアイシンATFです。

 

3.5リットルの初期補充をしました。

 

エンジンをかけると、エスティマのATに残っていたATFと、初期補充した新品ATFが混ざり合ってトルコン太郎のモニターに流れ込んできます。

 

 

3.5リットルの交換をしたにも関わらず真っ黒です。

しかし、これはもとのATFの劣化が激しかったからであり、異常ではありません。

 

ディーラーやカー用品店で、数千円~2万円以下でATF交換を実施しているようですが、その正体はこれです。

半分交換しても、AT内部のATFはきれいになりません。

 

AT内部をきれいにするためには、ATF全量よりも多くのATFを使用して洗浄交換していきます。

 

費用はかかりますが、確実に効果があります。

 

3.5リットル初期補充のATFで軽く洗浄をかけ終わりましたら、AT内部洗浄のための全量圧送交換をします。

この交換をプレ洗浄といいます。

 

それではい1回目の交換スタート。

 

ATF全量6.5リットルの約1.2倍量、8リットルを使用して交換をしました。

しかし、まだ真っ黒です。

 

抜取り油との比較です。

少しだけ、赤みがでてきましたが、洗浄効果は満足なレベルではありません。

 

3.5リットルエンジン当社車のエスティマやアルファード・ヴェルファイアでATF交換の履歴がないお車はこのパターンが非常に多いので、事前にオーナー様に確認をとらせていただきました。

 

店主「1回目の洗浄が終わった時点でATFがきれいにならなかった場合は追加洗浄を希望されますか?」

 

オーナー様「せっかくなので、きれいな状態まで洗浄をお願いします」

 

 

お客様のご依頼にお応えするため、AT内部洗浄・プレ洗浄2回目を実施します。

 

前回と同じ8リットルを使用して2回目の交換が終了しました。

 

抜取り油と比較して、明らかにきれいになっています。

 

新油と比較すれば、まだ多少は黒いですが、洗浄としては充分な結果です。

 

初期補充からAT内部洗浄までアイシンATFを19.5リットルも使用しました。

 

ここからは、本命のATFの登場です。

 

ワコーズATFプレミアムS。

ケミカルメーカーとして有名なワコーズの最高峰ATFになります。

 

なめらかな変速フィーリングと高い動力伝達性。

ひと言であらわすならば、「スムーズなのにパワフル」。

そんな表現がぴったりの高性能ATFです。

 

1リットルあたりの単価は一般的な純正ATFの約2倍ですが、性能や耐久性を考慮すると納得のATFです。

 

特にレベルゲージのない低粘度油指定車におすすめです。

 

 

トルコン太郎内部のATFをワコーズプレミアムSに入れ替えして、最終となる3回目の全量圧送交換のスタートです。

 

最終交換も8リットル使用しました。

 

モニター内部のフィルターもくっきりと確認できるほどの透明感です。

 

 

ここまできれいに交換できれば、圧送交換は無事に終了です。

 

 

最後の難関、フルードレベル調整をします。

 

外部診断機を使用して、ATFの温度をメーカー規定値に合わせていきます。

 

規定温度になりました。

 

 

オーバーフロープラグを外して、規定量になるまでオイルを排出します。

 

 

モニターで見るよりもきれいなATFが出来てきました。

 

 

交換前は真っ黒だったATFが新油同然まできれいになりました。

 

ATを制御しているコントロールコンピューターがびっくりしないように、学習値を初期化しておきます。

 

初期化が完了しましたので、走行試運転です。

 

ATFは新油同然になりましたので、走りはスムーズかつパワフルになりました。

 

しかし、この状態でもコンピューターの学習が完了しておりません。

本当の効果が出てくるのは、この後の学習が進む数日~1ヶ月後になります。

 

秘めたポテンシャルを発揮するまではお楽しみになります。

 

走行試運転を終えて、今回の作業の最終作業である故障コードチェック。

問題ありません。

 

 

サスペンション・リフレッシュ整備とATF交換の他に、オルタネーターのプーリーとファンベルトテンショナーの交換もご依頼いただきました。

こちらの紹介はまた次回とさせていただきます。

 

お預かり期間は4週間になってしまいました。

今回ご紹介したサスペンションとATFのリフレッシュにかかた費用は、エスティマの新車価格の約10%です。

 

整備費用としては高額な部類になりますが、新車価格10%の投資で、まるで新車のような走りをとり戻すことができれば決して高くはないのではないかと思っております。

 

リフレッシュ整備をご希望される場合はお気軽にお問合せください。

 

お客様の声をいただきました

 

感想を一言でいうと「完璧」でした!!

お客様の声

お世話になりました。

2008年式 エスティマ3.5L(10万8000KM)

足回りリフレッシュ作業と、ATF交換の作業をして頂き有難うございました。
感想を一言でいうと「完璧」でした!!

足回りは、新車時の乗り味が体感でき、ATFは全量交換によって本当に気持ちの良い走りをもたらしてくれています。

愛車の走りが戻り、感動しています。

インターネットで知り、初めての依頼でしたが、終始 親切丁寧な説明とご対応で本当に安心して作業をお任せできました。
今回は本当にお世話になり有難うございました。

もっと多くの皆さんに、この性能の良さを知ってもらいたいですね!これからもホームページのアップを楽しみいしております。

ありがとうございました。

アンケートのご協力ありがとうございました!

 

 

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