ドライアイス洗浄
グリーンテック社製ドライアイス洗浄機
DRY-ICE POWER GT-110
関東の自動車整備工場では初導入(自社調べ)です。
ドライアイス洗浄機?
何それ?
弊社のお客様だけでなく、同業者、仕入れ先、関連業者のほとんどの方に知られていない未知の洗浄機です。
自動車整備業界では非常にマイナーな設備ですが、自動車メーカーや部品メーカーなど製造業の工場では普及しております。
ドライアイス洗浄とは?
ドライアイス洗浄(ドライアイスせんじょう)は、洗浄物の表面にドライアイスを吹きつけて洗浄する方法。
ウィキペディアに記されているとおり、洗浄したい物にドライアイスを吹き付けて汚れなどの付着物を除去する方法をドライアイス洗浄といいます。
ドライアイス洗浄を行うための機械設備がドライアイス洗浄機です。
ドライアイス洗浄機は大量の圧縮空気を必要とするため、一般に自動車整備工場で使用されているコンプレッサーでは役不足になります。(弊社ではドライアイス洗浄機に対応した専用の大型スクリューコンプレッサーを導入しています。)
ドライアイス洗浄の原理
- 圧縮空気を使用して高速で粒状のドライアイスペレットを洗浄物へ吹き付ける。
- -79 ℃のドライアイスにより洗浄物の表面温度が急激に低下し、熱収縮(サーマルショック)によって付着力が弱まる。
- 付着物と洗浄物の隙間にドライアイスが入り込み急激に気化し750倍の体積膨張が発生する。
- この体積変化により付着物が洗浄物から剥がれる。
画像出典元:グリーンテックジャパンHP
ドライアイス洗浄のメリット
母材に傷つけることなくノーダメージで洗浄ができる
洗浄に使用するドライアイスは非常にやわらかく母材(洗浄物)を傷つけることなく付着物のみを剥離することができます。
似たような洗浄方法としてサンドブラストがありますが、サンドブラストは洗浄物の表面まで削ってしまいます。
洗浄後の後処理が不要
自動車整備業では様々な場面で洗浄作業を必要としますが、水(または温水)を高圧で吹き付ける方法か洗剤や溶剤、ケミカル類を使う方法が一般的です。
サビや強固に付着したカーボン等に対してはサンドブラストという方法もあります。
しかし、いずれの場合でも洗浄後は乾燥や残留物の除去などの後処理が必要になります。
水で濡れてしまえば乾燥が必要。
洗剤や薬品を使った後ならすすぎ洗いが必要。
サンドブラストを使う場合は飛散したメディア(研磨剤)の清掃が必要です。
洗浄物や洗浄箇所によっては水やケミカル類、サンドブラストが使用できない場合があります。
ドライアイスは洗浄後に気化して無くなってしまいます。
洗浄物から剥離した付着物だけが残るため後処理もほとんど必要ありません。
後処理が不要なため作業の時間短縮にもなります。
ドライアイス洗浄使用例
エンジンルームの洗浄
エンジンルームは外部からの砂埃やエンジンからの熱により汚れが付着します。
クルマ好きにはキレイに保っていたい箇所であります。
しかしながら水や洗剤をかけてジャブジャブ洗うわけにもいきません。
そんな時はドライアイス洗浄が好都合です。
水や洗剤を一切使用しないため、多くの電気部品を使用している現在のエンジンに対しても安心して洗浄作業が可能になります。
複雑な形状の部品が多いエンジンルームの洗浄にはスクランブラーアタッチメントを使用してドライアイスを細かく砕いたパウダー洗浄が適しています。
エンジンルーム洗浄の動画
ドライアイス洗浄したプラスチック部品が黒光りしていく様子がわかります。
エンジン吸気系統のカーボン除去
完全オーバーホールすることなく吸気ポートやインテークマニホールド等に付着したカーボンを除去することが可能です。
EGRを使用している車や直噴エンジン搭載車は吸気系統にカーボンが体積しやすい傾向にあります。
すべての車種がドライアイス洗浄にてカーボン除去ができるわけではありませんが、一部車種で対応可能です。
作業実績
現在、施工実績があるのは、トヨタクラウンなどに搭載されているGRエンジンと、マツダSKYACTIV-D2.2、D1.8、D1.5、G2.0、三菱デリカD5のN14エンジンになります。
その他のエンジンでの施工は要確認となります。
マツダCX-5 スカイアクティブD2.2 の場合
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トヨタ クラウン 直噴GRエンジン の場合
三菱デリカD5 N14エンジンの場合
カーボン除去の作業動画
カーボン除去 作業事例
実際の作業事例はこちらからご覧ください。
実際に当店をご利用いただいたお客様の感想をご覧ください。
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