ドライアイス洗浄

マツダCX-8 ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブによる煤カーボンのシステム洗浄

紹介するCX-8の外観画像

埼玉県上尾市 ドライアイス洗浄機設置店 オートサプライ鈴木です。

今回のブログは、平成30年式 マツダCX-8 KG2P のドライアイス洗浄機の他、ウインズマルチサーブによる洗浄、トルコン太郎によるATF圧送交換の様子をご紹介します。

 

千葉県四街道市よりご入庫いただきました。

数ある自動車整備工場の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。

 

車両情報

車名 CX-8 メーカー マツダ
型式 3DA-KG2P グレード CD PROACTIV
初度登録年月 平成30年11月 入庫時走行距離 107,622km

 

現在の走行距離は107,622km

入庫時の走行距離は107,622kmです

 

フォームからのお問い合わせ内容

お問い合わせフォームから以下のご相談をいただきました。

原文のままご紹介します。

千葉の○○です
cx8 H30年式に乗ってます。
メンテを依頼したいと検討中です。
年式 H30年11月
走行距離 11.4万キロ

走り
2-4年目は毎週末300km 走行で半分は高速、残りは21時以降に下道走行。
通勤で片道20kmを40-50分の走行です。
渋滞走行はすくないとおもいます。

メンテ
5000km毎にオイル交換、隔回でオイルフィルター交換、エアクリーナーは6万で交換。
ATオイル交換はしてません。

最近の調子
燃費12→10km/L 夏のエアコン使用時におちる。
高速域の伸び鈍い感じ。
アイドリングで回転数の多少の上下がありブルつく。

と言ったかんじです

エンジン煤掃除、燃料フィルター交換、ATオイル交換 DPF洗浄 を希望です。
要不要は貴社のご意見を重視したいと思います

ドライアイス洗浄、燃料フィルター交換、ATF交換、DPF洗浄のお見積もりとご案内を返信させていただいたところ、すぐにご連絡をいただき入庫予約をいただきました。

 

ご依頼事項

  • ドライアイス洗浄一式
  • 燃料フィルター交換
  • ウインズマルチサーブ洗浄3点セット
  • トルコン太郎によるATF圧送交換

 

作業開始

事前チェックの外部診断機での故障コードチェック

走行試運転、故障コード確認は問題ありません。

 

インタークーラーを洗浄するため取り外します

インタークーラー画像

2.2Dの場合は、インタークーラー内部にエンジンオイルが付着します。

そのオイルもインテークマニホールドへの煤カーボン堆積の原因の一つになりますので清掃します。

 

CX-8から取り外したインタークーラーは縦に吊るしておく

ドライアイス洗浄作業の一番初め取り外します。

そして、内部のオイルが排出できるように縦に吊るしておきます。

 

洗浄前の各部の様子

EGRパイプ

洗浄前のEGRパイプ

洗浄前のEGRパイプ出口側

洗浄前のEGRパイプ入口側

 

EGRクーラー

洗浄前のEGRクーラー

洗浄前のEGRクーラー出口側

洗浄前のEGRクーラー出口側内部

 

EGRクーラーバイパスバルブ

洗浄前のEGRクーラーバイパスバルブ

洗浄前のEGRクーラーバイパスバルブ入口側

洗浄前のEGRクーラーバイパスバルブ出口側

 

EGRバルブ

洗浄前のEGRバルブ

洗浄前のEGRバルブ入口側

 

吸気シャッターバルブ

洗浄前の吸気シャッターバルブ

洗浄前の吸気シャッターバルブ入口側

洗浄前の吸気シャッターバルブ出口側

洗浄前の吸気シャッターバルブ出口側

洗浄前の吸気シャッターバルブ出口側

 

インテークマニホールド

洗浄前のインテークマニホールド

洗浄前のインテークマニホールド出口側

洗浄前のインテークマニホールド出口側

洗浄前のインテークマニホールド

洗浄前のインテークマニホールド入口側内部

インテークマニホールド内部です。EGR導入口が閉塞するほどではないですが大量のカーボンが堆積していました

 

吸気ポート

洗浄前の吸気ポート

洗浄前の吸気ポート

洗浄前の吸気ポート

 

スコープカメラで内部を確認

吸気ポートの内部をスコープカメラで確認

吸気バルブは外から肉眼で確認することができないためスコープカメラを使用して確認します

 

洗浄前の吸気ポート内部の様子

洗浄前の吸気ポート内部の様子

 

手作業で煤カーボンをホジホジ

吸気ポートをホジホジ

ドライアイス洗浄の前に手作業で煤カーボンを大まかに排出します

インテークマニホールドも手作業でホジホジ

インテークマニホールドをホジホジ

インテークマニホールドは超音波洗浄ですが、こちらも大まかに排出します

 

ドライアイス洗浄

ドライアイス洗浄

いよいよドライアイス洗浄の出番です

 

超音波洗浄

超音波洗浄機

超音波洗浄機を使用して巣Sカーボンを溶かしていきます

 

洗浄完了

EGRパイプ

洗浄後のEGRパイプ

洗浄後のEGRパイプ出口側

洗浄後のEGRパイプ入口側

 

EGRクーラー

洗浄後のEGRクーラー

洗浄後のEGRクーラー出口側

洗浄後のEGRクーラー出口側内部

 

EGRクーラーバイパスバルブ

洗浄後のEGRクーラーバイパスバルブ

洗浄後のEGRクーラーバイパスバルブ入口側

洗浄後のEGRクーラーバイパスバルブ出口側

 

EGRバルブ

洗浄後のEGRバルブ

洗浄後のEGRバルブ入口側

 

吸気シャッターバルブ

洗浄後の吸気シャッターバルブ

洗浄後の吸気シャッターバルブ入口側

洗浄後の吸気シャッターバルブ出口側

洗浄後の吸気シャッターバルブ出口側

 

インテークマニホールド

洗浄後のインテークマニホールド

洗浄後のEGRパイプ

洗浄後のインテークマニホールド入口側内部

 

吸気ポート

洗浄後の吸気ポート

洗浄後の吸気ポート

洗浄後の吸気ポート

 

スコープカメラで内部を確認

洗浄後の吸気ポート内部をスコープカメラで確認

洗浄後の吸気バルブ

洗浄後の吸気バルブ

 

インタークーラー洗浄

吊るしておいたインタークーラー

インタークーラー内部はパーツクリーナーで洗浄

内部に付着したオイル汚れ

インタークーラー内部に付着しているエンジンオイルを洗い流します。これを実施しておかないと吸気経路にまた煤カーボンが堆積してしまいます。

 

交換部品

各部のガスケットは交換

分解した個所のガスケットはすべて新品交換します。

 

吸気圧センサー

吸気圧センサー交換

 

ラジエーターアッパーホース

ラジエーターアッパーホース交換

 

ラジエーターキャップ

ラジエーターキャップ交換

 

エアークリーナー

エアークルーナー交換

 

全ての部品を元通りに組み立てして、ドライアイス洗浄の工程は完了です。

次はウインズマルチサーブ洗浄です。

 

ウインズマルチサーブ洗浄3点セット

ウインズマルチサーブ洗浄機

ウインズマルチサーブ洗浄機

次はヨーロッパ生まれのウインズマルチサーブを使用して、ドライアイス洗浄では洗浄できない個所の洗浄を実施します。

具体的には具体的には以下の個所を洗浄します。

  • インジェクター・燃料系
  • タービン(ターボチャージャーの排気側)
  • DPF

上記3か所は、ドライアイス洗浄では洗浄ができない個所となります。

 

洗浄に使用する洗浄液と添加剤

ウインズマルチサーブによる洗浄は、ドライアイス洗浄と合わせて実施することで相乗効果が得られます。

ドライアイス洗浄と同時作業の際は、同時作業割引が適用になりお得に洗浄が可能となっておりますので、ぜひ同時施工をご依頼ください。

 

インジェクター・燃料系洗浄

ウインズマルチサーブ洗浄には順番があります。

まず最初に実施するのはインジェクター・燃料系洗浄です。

具体的は、インジェクター、燃料ポンプ、燃料レール、燃料パイプ内部の洗浄です。

ウインズマルチサーブを接続する

CX-8にウインズマルチサーブの配管を接続します。

 

CX-8にウインズマルチサーブ接続完了

 

ウインズマルチサーブ洗浄洗浄液ディーゼルシステムパージ

 

ウインズマルチサーブへ洗浄液を投入

ウインズマルチサーブ専用洗浄液「ディーゼルシステムパージ」を全量1.0リットル投入します。

 

タイマーと圧力をセット

タイマーと圧力をセットしてスタート

 

洗浄開始

ウインズマルチサーブからエンジンへ洗浄液を送りながらエンジンを始動します。

 

洗浄液がなくなり洗浄完了

洗浄完了

約1時間をかけて洗浄完了です。

 

タービン洗浄

続いてタービン洗浄です。

先に実施したインジェクター・燃料系洗浄は燃料経路の洗浄が主な目的となります。

こちらのタービン洗浄は、インジェクターから噴射された洗浄液によって燃焼室~タービン~触媒、EGR経路の洗浄が主な目的となります。

特にタービンに付着した煤カーボンが除去されることにより、エンジンレスポンス、パワー感が向上します。

 

ウインズマルチサーブのタービン洗浄

ウインズマルチサーブ洗浄洗浄液「ディーゼルターボサーブ」を全量1.0リットル投入します。

 

タイマーと圧力をセット

タイマー、圧力をセットしてスタート

 

洗浄開始

洗浄液がなくなるまで洗浄

 

洗浄完了

こちらも約1時間をかけて洗浄完了です。

次は、エンジンを冷やしてからDPF洗浄です。

 

DPF洗浄

ドライアイス洗浄に人気のオプションメニュー「ウインズマルチサーブ3点セット」も最後の工程となりました。

DPFが適温まで冷えたことを確認してから作業に入ります。

 

ウインズマルチサーブDPF洗浄

DPFの差圧パイプにウインズマルチサーブの配管を接続します。

 

DPFクリーナーを投入

ウインズマルチサーブ専用洗浄液「DPFクリーナー」を全量1.0リットル投入します。

 

ディーゼルDPFを選択

強力洗浄を選択

洗浄液を投入して15分の浸透時間

DPFクリーナーをDPFへ全量流し込んだら15分の浸透時間です

 

15分経過後エンジン始動

15分後、エンジンを1500~2000rpmで5分間回します。

 

DPFフラッシュを投入してすすぎ工程

5分後、アイドリングに戻し、ウインズマルチサーブ専用洗浄液「DPFフラッシュ」を全量1.0リットル流し込みます。

 

すすぎ液投入後5分のタイマー開始

エンジンを2000~2500rpmにする

DPFフラッシュをDPFへ流し込んだらエンジンを2000~2500回転で5分間回します。

 

マフラーから出てくる汚れと泡

DPFから汚れとともに泡が出てきます。

こちらのお車のDPFは、状態が良かったため真っ黒な泡が出てくることはありませんでした。

これなら、やらなくても良かったんじゃね?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、DPF洗浄を実施したことで内部の活性度があがり、今後、走行時のDPF再生の効率が良くなります。

効率が良くなると再生間隔が伸びたり、燃費が良くる効果が得られます。

 

DPFの強制再生を実施

DPF洗浄後は、走行試運転で洗浄液を軽く排出してから外部診断機を使用して強制再生を実施します。

 

強制再生中

走行試運転である程度排出していますので大量の白煙が出ることはありませんが、それでもご近所様には気を使います。

 

DPF強制再生完了

30分かけてDPF強制再生が完了しました

診断機でリセット、初期学習を実施

最後に故障コードチェック、燃料噴射量学習など必要な作業を実施して完了です。

 

こちらのCX-8は、さらにトルコン太郎のATF交換までご依頼いただいております。

こちらのブログでご紹介しています。

 

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

CX-8に限らず、CX-8、アテンザ、マツダ6、アクセラ2.2 などの同型エンジン搭載車で同様の作業が可能です。

 

ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブ洗浄3点セットが当店人気メニューとなります。

 

新車時車両価格の10%ほどの投資で、新車のようなエンジンフィーリングが蘇ります。

 

ご相談、ご依頼はお気軽に。

フォームからのご連絡をお待ちしております。

 

 

お客様の声をいただきました

お客様の声

CX8(2018年) 10.7万kmでスス洗浄、ATオイル交換を依頼しました。
車のメンテナンスの丁寧な作業は社長の車好き、客視線があるからとても満足な結果でした。
1、300枚以上の作業時の写真データの提供
2、取替部品を車引取時に保管、確認出来る
3、取り抜き取り、掃除したススを確認出来る

その結果
・新車時はDPF再生200~230KMが(洗浄前)70~100KMに低下⇒(洗浄後)200KMに復活
・燃費 新車22KM/リットルが(洗浄前)17km/リットルに低下⇒(洗浄後)21KM/リットルに復活 (85km/h固定の高速道路走行)
・高速域でのエンジン吹け上り復活でほぼ新車同様のエンジンフィールになりました。

ありがとうございました。感謝です。

オーナーのF様、この度のご入庫と施工後のご報告ありがとうございます。
ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブ洗浄3点セット、トルコン太郎のATF交換により新車時の性能を取り戻せたようで私たちも大変うれしく感じております。
これからも安全安心快適なカーライフをお楽しみいただけますよう祈念しております。
またの機会のご利用を心よりお待ちしております。

 

 

ドライアイス洗浄によるマツダディーゼルカーボンクリーニングについて詳しくはバナーがタップ、またはクリックしてご覧ください。

 

その他の作業事例はこちらからご覧ください。

 

ドライアイス洗浄の作業依頼・見積もり・ご相談はお気軽に

作業依頼、見積もり・ご相談はお気軽にどうぞ。
お伺いする情報が多いため、フォームのご利用をお願いしておりますが、お電話でも対応可能です。

 

フォームからのご依頼

こちらをクリック、またはタップしていただくとフォームがご利用いただけます。

 

お電話でのご依頼

以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。

メモ

  1. 初度登録年月
  2. 車台番号
  3. 型式
  4. 型式指定番号(5桁の数字)
  5. 類別区分番号(4桁の数字)
  6. 車名・車種
  7. 現在の走行距離
  8. 不具合の有無

対応時間

午前 09:00~12:00(最終受付11:45)
午後 13:00~18:00
※12:00~13:00は昼休みのためご来店、お電話の対応はできません。

その他のお問い合わせ

その他のお問い合わせはこちらのフォームをご利用ください。

_

-ドライアイス洗浄
-, , , ,