埼玉県上尾市 ドライアイス洗浄機設置店 オートサプライ鈴木です。
ご紹介するお車は 平成28年式 マツダ CX-3 DK5AW SKYACTIV-ディーゼル1.5搭載車です。
クリーンディーゼルの問題を解消するメンテナンスとして以下の作業を実施します。
- ドライアイス洗浄による吸気系に堆積した煤カーボンの除去(ディーゼルカーボンクリーニング)
- ウインズマルチサーブを使用したインジェクター・燃料系洗浄とDPF洗浄
- エンジンオイル交換 パワークラスター漆黒ディーゼル10W-60
車両情報
車名 | CX-3 | メーカー | マツダ |
型式 | LDA-DK5AW | グレード | XD PROACTIVE |
初度登録年月 | 平成28年12月 | 入庫時走行距離 | 116,093KM |
オートサプライ鈴木から遠く離れた山形県酒田市よりご入庫いただきました。
数ある自動車整備工場の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
オーナー様のお住まいから当店までその距離約460KM。
この度は、遠方からご入庫いただきまして誠にありがとうございます。
通常、当店のドライアイス洗浄は、1週間のお預かりとさせていただいております。
関東地方以外の遠方からご入庫いただく場合は、ご入庫と引き取りの2往復の移動は大変だと思います。
そこで、ご入庫の間、当店周辺でご宿泊される場合は、最短1泊2日でドライアイス洗浄を対応させていただいております。
今回は、ドライアイス洗浄+オプションのウインズマルチサーブによるインジェクター・燃料系洗浄洗浄とDPF洗浄をご依頼いただきましたので、もう1営業日をいただいて2泊3日のスケジュールで対応させていただきました。
初日の朝、受付をさせていただいて、早速作業に入ります。
現在の走行距離は116,093KM
外部診断機にて故障コードとライブデーターをチェックして作業開始です。
現状で故障コードや不具合はありません。
それでは、エンジンを分解して各部のチェックです。
洗浄前
EGRパイプ
EGRバルブ
吸気シャッターバルブ
インタークーラー
.
11万KM走行のインタークーラーとしては非常にキレイです。
原因は不明ですが、フィンの一部に損傷が見受けられました。
インテークマニホールド
エンジン 吸気ポート
吸気の通り道が絞られてしまっているのが分かります
吸気バルブ
内部は鍾乳洞のような状態になってしまっております
洗浄前の状況は以上です。
エンジンの外部からは見ることができませんが、CX-3やデミオ、アクセラなどに搭載されているSKYACTIV-ディーゼル1.5の場合、走行距離が10万KMとなると多く場合で先ほどの画像のような状況になっております。
もちろん、普段の使用環境によって個体差があります。
大量に堆積した煤カーボンの画像を初めて見る方はショックかもしれませんが、無理をしなければこのような状態であっても普通に走行することはできます。
しかし、アクセルを強く踏み込んだ時などに、堆積している煤カーボンの一部が剥がれ落ちてしまうことがあります。
極少量の煤カーボンであれば燃焼室内へ混入しても全く問題ありません。
ところが、大きな塊状のものが燃焼室へ混入すると、白煙が出てエンジンパワー、回転が一時的に落ちこんでしまったり、最悪の場合、吸気バルブに噛みこんでしまいエンストしてしまう危険があります。
交差点での右折時や高速J道路上でこのようなことが起きると、最悪の場合、命に関わることとなります。
そのため、当店のドライアイス洗浄による煤カーボン除去は、一切の妥協なく、完全除去することを目的としております。
デメリットとしましては、最近見受けられるようになってきた「ドライアイス洗浄以外の手法による簡易的な煤カーボン除去」と比較して費用とコストがかかってしまいます。
しかし、洗浄後のポート内部や奥底のバルブの画像をみていただければ、その違いは一目瞭然かと思います。
ドライアイス洗浄による一切の妥協のない洗浄後の画像を見ていただければ、当店の施工費用が決して高いものではないとご納得いただけると思います。
また、完成お引き取り時には、全ての工程の画像をお見せしておりますので、愛車の状態が手に取るようにお分かりいただけます。
洗浄作業
吸気ポートは軽く手でホジホジをしてからドライアイス洗浄をします。
画像では静かな作業に見えますが、ドライアイス洗浄実施中は工場内で爆音が響きます
インタークーラーとEGRパイプは、超音波洗浄機を使用します
洗浄後
EGRパイプ
EGRバルブ
吸気シャッターバルブ
インタークーラー
分解時にフィンの一部に軽い損傷が見受けられました。
オーナー様に確認をしたところ、マニホールドのEGRパイプを外してそこから洗浄を試みたということでした。
その時にフィンが損傷してしまったようです。
使用には問題ないレベルでしたのでご安心ください。
エンジン吸気ポート
一切の妥協なくドライアイス洗浄による煤カーボンの除去を実施した結果、ご覧の通り完全除去に成功しました。
吸気バルブ
簡易的な煤カーボン除去では、ここまできれいになりません。
一切の妥協のない作業、ドライアイス洗浄によって、画像のレベルまでキレイになります。
組み立て工程
インテークマニホールド
オイル漏れを起こす要因となる樹脂製のマニホールドは新品のリペアキットと交換します。
その他交換部品一式
ガスケットだけでなく、洗浄後の組み立て工程ではたくさんのパーツを交換します。
このパーツ類は「せっかく高い費用を支払ってドライアイス洗浄を実施するのだから、良い状態を保つために同時に交換しておきたい」という多くのユーザー様の声を反映した内容となっております。
これも、「早い」「安い」を目的とした簡易的な煤カーボン除去との違いとなります。
ドライアイス洗浄の完成
全てのパーツを組付けた後に、故障コード確認、エンジン冷却水の充填、各種初期化を実施してエンジンスタート。
エンジンルームのドライアイス洗浄を実施して、ドライアイス洗浄の工程が完了です。
休む間もなく、オプションでご依頼いただいたウインズマルチサーブによるインジェクター・燃料系洗浄とDPF洗浄を実施します。
ウインズマルチサーブ
インジェクター・燃料系洗浄
DPF洗浄
仕上げのエンジンオイル交換
パワークラスター漆黒ディーゼル10W-60
今回ご依頼いただいた作業の最終工程のエンジンオイル交換です。
オーナー様の選択は、パワークラスター漆黒ディーゼル10W-60
こちらのオイルは、オートサプライ鈴木がメーカーにオーダーして作っていただいております。
60番という圧倒的な油膜を保持しながら、漆黒オイル専用の特別な添加剤による摩擦抵抗の低減を高次元で実現した超高性能潤滑油となっております。
簡単に表現すると、エンジンが圧倒的に静かになると同時にトルクがアップして、更にスムーズな吹け上がりとなります。
この感動は一度体験してしまうと、もう他メーカーのオイルへは戻ることができません。
10W-60だけでなく、5W-50、5W-40、0W-30もラインナップがあります。
ぜひお試しください。
今回のブログは、マツダ CX-3 SKYACTIV-ディーゼル1.5の煤カーボン除去とウインズマルチサーブ洗浄をご紹介させていただきました。
通常は1週間のお預かり作業となります。
SKYACTIV-D1.5の他、同D1.8、同D2.2も対応可能です。
ご依頼、ご相談はお気軽にどうぞ。
ドライアイス洗浄によるマツダディーゼルカーボンクリーニングについて詳しくはバナーがタップ、またはクリックしてご覧ください。
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以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
メモ
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- 不具合の有無
対応時間
午前 09:00~12:00(最終受付11:45)
午後 13:00~18:00
※12:00~13:00は昼休みのためご来店、お電話の対応はできません。
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