【車検整備】20系トヨタアルファードGGH25Wの車検整備｜埼玉県さいたま市からご入庫

埼玉県上尾市 自動車分解整備事業認証工場のオートサプライ鈴木です。

今回のブログは、平成21年式 トヨタ アルファード GGH25Wの車検整備の様子をご紹介します。

 

埼玉県さいたま市よりご入庫いただきました。

数ある自動車整備工場の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。

 

オートサプライ鈴木では、トルコン太郎によるATF/CVTオイル交換やディーゼルエンジンのドライアイス洗浄などを行っておりますが、普通の車検整備なども対応しております。

 

「普通の車検整備」と言っても、今の時代、普通が普通ではなくなっていて、普通でないものが普通になってしまっていることを感じます。

 

車検整備でやるべき作業を省いてしまっていることが普通になってしまっているということです。

 

オートサプライ鈴木では、隅々までチェックして、安全上必要な作業は省くことなく、昔ながらの？まじめな車検をご提供しております。

当店の車検整備のコンセプトは

• 正確で丁寧な作業でキレイな仕上がり
• 丁寧な作業説明で愛車の状態と整備内容がよくわかる

となります。

 

 

今回ご紹介するアルファードは、以前、「ATF交換」および「足回りリフレッシュ整備」でご入庫いただきました。

車検は初めてのご入庫となります。

 

前回ご利用いただいた「ATF交換」や「足回りリフレッシュ整備」にご満足をいただけたので、今回の車検のご依頼をいただくことができました。

最近、そのような経緯での車検ご依頼が増えておりますが、初めてのご入庫が車検でも全く問題ございませんので、車検依頼先をご検討中の方はお気軽にご相談ください。

 

新車から15年経過、走行距離も約15万KMとなりますので、しっかりと車検整備を実施させていただきます。

 

車両情報

車名	アルファード	メーカー	トヨタ
型式	DBA-GGH25W	グレード	350S プライムセレクション
初度登録年月	平成21年9月	入庫時走行距離	149,124km

 

メーター画像

入庫時の走行距離は149,124km

 

走行試運転

ATF交換と足回りリフレッシュ整備を実施済みのお車ですので、変速感や乗り心地は新車レベルで絶好調です。

 

 

外部診断機によるOBD点検。

全システム異常なし

 

エンジンオイルの量、汚れ具合の点検

 

エンジンオイルの量は問題ありませんのでオイル消費の心配はありません。

お客様ご依頼事項ですので交換します。

 

エンジンオイルを排出します。

 

オイルフィルターエレメントも交換します。

 

フィルターケースもしっかり洗浄してからフィルターを装着します。

 

使用するエンジンオイルは、ワコーズプロステージS 0W-30をチョイスしました。

 

きれいになりました。

 

エンジン冷却水の量、漏れを確認します。

 

冷却水は定期的な交換が必要ですが、ワコーズクーラントブースターを添加することで性能が復活しますので交換不要となります。

 

冷却水の交換は約1万円程かかりますが、クーラントブースターなら2,000円です。

 

バッテリー専用診断機を使用したバッテリー点検

 

健全性SOH（劣化度）100％ですのでしばらくは安心です。

 

 

エアークリーナーの点検

 

エアークリーナーは汚れておりましたので交換となりました。

 

ドライブシャフトブーツは問題ありません。

 

ロアボールジョイントダストブーツ問題なし。

 

タイロッドエンドブーツ問題無し。

 

ステアリングラックブーツ問題無し。

 

スタビリンクロッドのボールジョイントブーツ問題なし。

 

その他、下回りの項目を点検して、各部問題がないことを確認しました。

 

 

前輪ブレーキの点検・整備です。

 

キャリパーを取り外してブレーキパットを取り外します。

 

取り外したブレーキパットと関連部品の清掃前の状態です。

 

オートサプライ鈴木では、車検の際はブレーキ分解清掃メンテナンスを必須とさせていただいております。

 

ブレーキのメンテナンス作業は、車検基本料金に含まれない作業のため別途費用がかかりますが、命に関わる重要なものですので、状態が悪くなってから整備をするものではありません。

 

前輪のブレーキパットは残量が6.5mmですので、オーナー様の年間走行距離を考慮しても交換は必要ないと判断しました。

 

ブレーキパットからシムを取り外して清掃します。

スライドピンやパットステーも丁寧に清掃します。

 

ブレーキパットの偏摩耗はこの部分のメンテナンス不良が原因で起こりますので注意が必要です。

 

各部に必要なグリスを塗布して組み付けます。

地味な作業ではありますが非常に重要な作業となります。

 

正確に丁寧に元通りに組み付けして前輪ブレーキのメンテナンスが終了しました。

 

後輪側も同様にブレーキメンテナンスを行います。

 

 

キャリパーを取り外してブレーキパットを取り外します。

 

取り外したブレーキパットと関連部品の清掃前の状態です。

 

後輪ブレーキパットの残量は2.5mmでしたので交換となりました。

 

右が新品のブレーキパットセットです（当店推しのアケボノブレーキブルーパッケージです）。

 

オートサプライ鈴木では、年間走行距離にもよりますが、残量4.0mmが交換の判断基準としております。

 

残量が4.0mmであっても継続検査（車検）の際に、既定の制動力（ブレーキの効き具合）があれば車検に通ります。

 

しかし、だからといって残量4.0mmの状態で、交換せずにそのまま走行し続けるのは危険と隣り合わせになってしまうリスクがあります。

 

残量の少ないブレーキバットのリスク

 

以上の2点が、オートサプライ鈴木ではブレーキパット残量4.0mmが交換の判断基準としている根拠となります。

 

まれに、「もったいないのでギリギリまで交換しない」というお客様がいらっしゃいますが、そのようなお考えは危険です。

当店では、ブレーキパット残量4.0mmで交換となりますので、ご入庫の際はあらかじめご理解いただけますようお願いいたします。

 

新品のブレーキパットは約10.0mmです。

 

ブレーキパットは交換ですが、スライドピンとステーはきれいに清掃します。

 

ブレーキパットとスライドピンに必要なグリスを塗布します。

 

正確に丁寧に組み付けして完成です。

 

前輪、後輪ともに、キャリパースライドピンの動きも良くなり、次回の車検まで安心してお乗りいただけます。

 

ブレーキメンテナンスの仕上げ作業、ブレーキフルード交換です。

 

リザーブタンクから新油を注ぎ、各車輪のバルブを開いてブレーキペダルを何回も踏み込んで古いフルードを押し出していきます。

 

全ての車輪からフルードを交換したらフルードレベルを合わせて完了です。

 

 

オートサプライ鈴木では、車検整備と合わせて

• エアコンフィルター交換
• ワイパーゴム交換

をおすすめしておりますが、この辺りはオーナー様自身でしっかり管理されているということですので、今回は交換不要となりました。

 

この後、車検場にて検査を受けて、車検証の有効期間を更新して車検整備は完了です。

 

整備内容と費用

参考費用　車検総額162,750円

内訳
基本料金＋法定費用合計　約121,500円
整備代金　約41,250円

重量税が57,000円と高いので法定費用が高額となりました。

車検整備費用は、お車の車種、年式、走行距離などによって大幅に変動しますので、上記費用は参考程度にお考えください。

 

オートサプライ鈴木の車検についてはこちらもご覧ください。

 

お客様から口コミ・ご感想をいただきました　お客様の評価＋1

お客様の声（お客様評価★★★★★★6個）

今回は車検でお世話になりました。

本当は★は5個までなのですが、1個追加です。

これまで転居するたびに様々な自動車整備店を利用させてもらってきましたが、初めて心から信頼できる最高なお店と巡り会うことができたと思っています。

初めて整備を依頼した車を引き取って運転した時に、今後はこちらのお店にすべてお世話になると決め、今では所有する4台の車の整備や修理を全て頼んでします。

今回入庫の車は距離が伸びてきていますが、整備をしっかりやってもらっているので安心して乗ることができます。

ありがとうございました。

 

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