
埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したCVTオイル圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成23年式 ZRR70W トヨタヴォクシー(兄弟車のノアも全く同じ内容の作業が可能)です。
トルコン太郎によるCVTオイル全量圧送交換とCVT内部洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県内よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
| メーカー | トヨタ | 初年度登録年月 | 平成23年3月 |
| 車名 | ヴォクシー(VOXY) | グレード | ZS煌 |
| 型式 | DBA-ZRR70W | 入庫時走行距離 | 130,898km |

現在の走行距離は130,898kmです。
トヨタディーラーにて中古で購入されたということですが、その時にCVTオイルの交換を実施されたということです。
その時は、「オイルパン分解洗浄」や「ストレーナー交換」は実施せず、オイルのみ交換されたということでした。
CVTオイル交換歴があるお車ですが、新車から13万km走行されておりますので、オイルパン洗浄、ストレーナー交換まで含めてしっかりと施工させていただきます。
それでは事前チェックから開始です。

走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。

車両をリフトで水平に持ち上げます。

アンダーカバーを外して、オイルを排出します。

CVTからの抜取り油のサンプルを採取します。

オイルパンを取り外します。

オイルパンを取り外した内部の様子はご覧の通りです。

続いてストレーナーを取り外します。

分解が終わりましたら、バルブボディを洗浄します。

洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
バルブボディ洗浄のビフォアー・アフターです。

洗浄前

洗浄後
洗浄前後を見比べていただければ、どの程度汚れていたのかがお分かりになるかなと思います。
続いてストレーナーの交換です。

左側:使用後 右側:新品
右側のきれいなシルバーの新品が、経年使用によって、ご覧のように真っ黒になってしまいます。
吸い込み口を確認してみます。
使用後

新品
使用後のフィルターは、異物らしきモノが確認できます。

バルブボディ接続部のOリングも新品に交換です。

トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。

オイルストレーナー取付完了です。
続いてオイルパン洗浄です。

オイルパンには、CVT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。

マグネットには大量の鉄粉が付着しています。

鉄粉付着量を確認するため、指で一部除去します。

マグネットが見えるところまで拭うと鉄粉が付着している高さが分かります。

マグネットを外して、オイルパン底部をペーパーウエスで擦ってみます。

交換歴がありますので、オイルは赤みが残っておりますが、オイルパン底部のスラッジはご覧の通りです。
それでは、オイルパン洗浄を開始します。

オイルパン内部にパーツクリーナーを流し込み、刷毛を使用して丁寧に洗浄します。

洗浄後のオイルパンの様子です。
取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様になるまで洗浄します。


ドレンプラグとガスケットを新品に交換します。

オーバーフローチューブはレベル調整において重要なパーツですので新品交換します。

鉄粉が大量に堆積していたマグネットは新品交換します。

オイルパンガスケット交換は必須です。

オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。

トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。

ドレンプラグもメーカー規定値に締め付けしてオイルパン洗浄の工程は完了です。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。

トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台以上の豊富な経験を積み上げたノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
また、豊富なオイルの知識を駆使して、お車に合った最適なオイルをご提案しております。

今回のヴォクシーにはトヨタ純正オイルをご提案させていただきました。
コスト重視のスタンダードではアイシンCFEx、相反するハイスペック重視の高級オイル、街乗りからスポーツ走行まで、高級感あふれる走りが楽しめるオイルはパワークラスターATFとなります。
軽いフィーリングのニューテックNC-65も人気です。
ではなぜ?トヨタ純正をおすすめしたのか。
それは、現在の走行距離13万kmのお車に施工するには「安全性」を第一にしたいと考えるからです。
社外メーカーのオイルは、それぞれの目的があり、それにハマれば最高のパフォーマンスを発揮します。
ところが、社外オイルの中には、洗浄力が高いものもあり(上記のオイルの安全性は確認済み)、トルコン太郎施工時に落としきれなかった強固な汚れが、施工後1ヶ月前後で熔解し内部を詰まらせてしまうことがあります。
とくに、ノア・ヴォクシー、アルファード・ベルファイアー、エスティマに搭載されているCVTは、その傾向が高いと感じております。
トヨタ純正オイルは、それこそ尖った性能ではありませんが、安全面、リスクの低さといったら、これ以上のものはありません。
しかも、きちんと施工すると、純正オイルであっても社外高性能オイルと遜色ない性能を発揮することがあります。
「10万km以上走っている」「ヴォクシー」であることから、今回は安全性を重視して「トヨタ純正CVTオイル オートフルードFE」で交換させていただくことにしました。
施工後に故障トラブルが発生しないことが一番です。
走行距離が少ない場合や高年式車の場合は、フィーリングが激変するハイスペックオイルも選択肢となりますのでご相談ください。
それでは作業に戻ります。
トルコン太郎からヴォクシーのCVTへ新油を充填します。
充填量を決めるために抜き取り油量を確認します。

抜き取り油は5.5リットルです。
過去に数多く施工させていただいた同型車の場合、4.5リットルが平均値となりますので、約1.0リットル多いということになります。
先述のとおり、こちらのお車はトヨタディーラーにて中古車購入時にCVTオイルを交換していますが、それ以降は一度もCVTオイル交換をしていないということですので、その時に正確なフルードレベル調整ができていないことになります。
しかし、特に不具合症状も無かったようですので、1.0リットル程度であれば許容量なのかもしれません。
現在の主流となるレベルゲージのない「オーバーフロー方式によるレベル調整」は、温度を合わせて正確なレベル調整が必要となります。
しかし、温度を合わせるのは時間がかかるため、温度を無視して「抜けた分と同量」を入れて交換完了としている事業者も数多くいるようです。
オートサプライ鈴木では、このブログで公開している通り、正確なレベル調整を実施しておりますので安心してお任せください。
それでは本題に戻ります。

抜取り油と新油のトヨタオートフルードFEの比較です。
6.0リットルの新油をヴォクシーに充填してからエンジンを始動します。

すると、充填した新油と抜けきらずに残ったオイルが混ざって、トルコン太郎のクリーナーモニターに流れてきます。
新油と比較するとまだ黒く見えますが、

抜き取り油と比較すると、若干ですが赤味を帯びているのがわかります。

モニターにライトを当ててみると、鉄粉らしきものが浮遊しているのが見受けられます。
そこでスペシャルアイテムの登場です。
当ブログ初公開です。

オートサプライ鈴木オリジナルのトルコン太郎追加1μフィルターです。
トルコン太郎の標準フィルターでは取り除ききれない細かな鉄粉スレッジを除去することが可能です。

オイルラインに接続して30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、CVT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。





1回目の圧送交換が終わりました。

1回目の交換で、新油と比較しても遜色ないくらいきれいになりました。

抜取り油と比較すると、まるで新油のようです。

1μフィルターと新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
30分経過後、最終仕上げの交換となる2回目の圧送交換スタートです。





2回目の圧送交換が終了しました。

新油と同じレベルまでキレイになりました。

2回の圧送交換とスペシャルアイテム1μフィルターにより、浮遊していた鉄粉スラッジは皆無になりました。

このフィルターが良い仕事をしてくれました。ありがとう!

圧送交換終了後は、正確なレベル調整を実施するための強制冷却です。
毎回ご説明しておりますが、なぜ、冷やすのか?
それは、オイルは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。

温度の確認には、外部診断機を使用します(画像は交換直後で66.9℃)
レベル調整するためには、この温度を30~40℃にする必要があります。
難しいのは、単にこの温度域に入れればよいということではありません。
また、正確なレベルにするためには、メーカーの指定する温度に幅が10℃もありますので、どこに合わせるのかのこだわりも必要となります。
このあたりの話は長くなってしまいますので、興味のある方はご入庫時の施工後説明にて社長の鈴木がじっくりと解説させていただきます。

油温検出モードにて適温になるまで待ちます。

適温になりましたらオーバーフロー開始です。

施工説明用に交換後のサンプルを採取しておきます。

正確なレベル調整温度になったことを確認します。

オイルが滴下になっていることを確認します。

新品プラグとガスケットをトルクレンチを使って規定値で締め付けします。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。

ヴォクシーをリフトから降ろします。
でも、まだ作業は終わりません。



トヨタのサービスマニュアルによると、CVTオイル交換のみの場合、初期化は必要ない、ということですが、全量交換によってオイルが新油に完全入替えとなりますので、オートサプライ鈴木では必ず実施しています。
全量交換時には、初期化と初期学習が大きな効果を発揮します。

CVTオイル交換、ビフォアー・アフター
完成後は、走行試運転と外部診断機による故障コード確認を実施します。

当然ですが、CVTオイル交換による異常はありません。

最後にトルコン太郎との施工記念写真撮影
交換直後から効果を体感することができますが、新油がCVT内部の部品にしみ込んで馴染むと同時に、コントロールコンピューターの自己学習が熟成すると、CVTは更に調子が良くなってきます。
完成お引渡し後の1~3か月後に、この作業の本当の効果を体感していただけることでしょう。
今回のブログは、トヨタヴォクシー(VOXY・ノア)ZRR70Wのルコン太郎によるCVTオイル交換の様子でした。
ヴォクシーだけでなく、ノア、アルファード、ヴェルファイア―、エスティマなどトヨタFF車ミニバンの施工実績は多数ございます。
そのすべての車種において、今回のブログ同様の作業が可能です。
また、走行距離や経過年数、使用環境に応じて最適なオイルのご提案も可能です。
トルコン太郎の施工は、経験豊富な専門店オートサプライ鈴木へお任せください。
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- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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