平成18年式 レクサス IS350 GSE21
走行113,163km
トルコン太郎によるATF全量圧送交換
オイルパン洗浄、ストレーナー交換
埼玉県蓮田市からのご入庫です。
走行距離は113,163KM
最近、中古車で購入されたそうです。
しかし、外観が大変きれいです。
新車と言ってもだれも疑いません・・・。
前のオーナーの方が大切に乗られていたのがよくわかるお車です。
10万KM以上走っている車なのでATF交換をしたいということでご入庫いただきました。
いつものように走行試運転、故障コードチェックから始めます。
走行試運転。
最高に調子の良い車。
外観だけでなく、機関も11万KM走行を感じさせない最高のお車でした。
しかし、ATFの交換履歴はわかりませんのしっかりと整備していきます。
早速リフトで持ち上げて下回りを確認します。
アンダーカバーを取外しします。
オイルパンからオイルを抜き取ります。
相応距離の割にはキレイなATFが出てきました。
おそらく前のオーナー様が交換しているのだと思います。
ディーラーやカー用品店での交換が難しいレベルゲージレスタイプのATFを交換しているのですから前のオーナー様がメンテナンスに力を入れていたのがわかります。
ATFが抜けたらオイルパンを慎重に外していきます。
「オイルストレーナ」と「コントロールバルブボディ」
オイルパンの内部も良好です。
ATFのメンテナンスが良いと鉄粉も少な目。
きれいになりました。
左:外したストレーナー
右:新品ストレーナー
オイルパンを元通りに組み付けします。
最初に排出したATFと同量の補充をします(初期補充)。
レベルゲージがないお車ですのでフィラープラグから補充します。
フィラープラグにワンタッチ接続できるアタッチメントを自社制作しました。
ここで補充するATFはアイシンAFWです。
初期補充が済みましたらオイルクーラー接続部分に専用アタッチメントを取り付けしてトルコン太郎と接続します。
初期補充の量だけATF交換をしていますが、モニター内のATFは黒いですね。
抜取り油を並べると多少きれいになっているのがわかります。
それではプレ洗浄を開始します。
プレ洗浄もアイシンAFWを使用します。
8リットルの全量交換が終了しました。
フィルターの模様もご覧の通り。
抜取り油との比較。
1回のプレ洗浄でここまできれいになりました。
クリーニングタイムの後、本命の高性能ATFをトルコン太郎にセットします。
選ばれたATFは ニューテック NC-65。
使えばわかるハイパフォーマンスATFです。
AT内部抵抗を極限まで低減し、IS350のハイパワーをしっかりと伝達することが可能です。
それでは、2回目の圧送交換スタートします!
無事に全量交換が終了しました。
抜取り油との比較をする必要がないかもしれませんが恒例ですので・・・。
交換が終わりましたらトルコン太郎を取外し車を元の状態へ戻します。
ATFの量を調整するために規定温度以下に冷却します。
スポットクーラーを使って強制冷却しますが、今の季節(11月)は比較的簡単に温度が下がってくれます。
反対に真夏は下がらず大変ですが・・・。
規定温度以下になりましたらエンジン始動、油温検出モードにして規定温度まで上がるのを待ちます。
規定温度でオーバーフローさせて量の調整終了です。
全ての作業が終わりましたら作業後の走行試運転と故障コードチェック。
発進加速がスムーズそのもの。
車の状態も良いですがNUTEC NC-65 の効果が早速出ています。
変速が超滑らかでスムーズ。
注意していないと変速に気が付かない・・・。
高級車には高性能ATFをおすすめします。
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