埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したCVTオイル圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成26年式 TE52 ニッサンエルグランド エクストロニックCVT-M6搭載車です。
トルコン太郎によるCVTオイル全量圧送交換とCVT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、さいたま県さいたま市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
現在の走行距離は82,255KM。
CVTオイルは、2年ほど前に交換をされたそうです。
圧送交換ではなくドレンアウト方式でオイルのみ交換とのことでした。
今回は、オイルパンを取り外して洗浄し、バルブボディ―の洗浄とストレーナーの交換も実施します。
「自分の家の近くにもトルコン太郎やっている店があったんたけど、オートサプライ鈴木のブログ見たら、こちらへお願いしたくなっちゃった」
ということで、今回ご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をお選びいただきありがとうございます。
オーナー様のご期待にお応えできるよう、しっかりと作業させていただきます。
それでは早速、作業に入ります。
まずは、事前チェックです。
作業前に、必ず走行試運転を行います。
試運転の結果は問題なし。
続いて、外部診断機を接続してCVTの故障コードの有無を確認します。
CVT関連のコードが記録されていましたので、すぐにお客様にご連絡いたしました。
故障コードにお心当たりが無いか確認し作業続行の許可をいただきました。
故障コードは写真に記録して消去しました。
次に、CVTオイルの状態をレベルゲージから確認します。
一度交換しているだけに、それなりにキレイな印象です。
それではCVTオイル交換作業に入ります。
車を「水平」にリフトで上昇します。
オイルパン内部のオイルを排出します。
オイルパンから排出されるCVTオイルのサンプルを採取します。
オイルパンを外します。
オイルパンを外すと、バルブボディ―が現れます。
奥のほうにストレーナーが装着されています。
ストレーナーを外して、バルブボディを洗浄します。
画像のようにソレノイドには鉄粉が多く付着していますので、しっかりと洗浄していきます。
洗浄が終わるとご覧の通り新品のような状態になります。
エルグランドのCVTから取り外されたストレーナーとオイルパン
左が取り外したストレーナー、右が新品。
グレーになっているのは、すべて汚れです。
右の新品はキレイなシルバーです。
ストレーナーは、トルクレンチを使用して、メーカー規定トルクで締め付けます。
次はオイルパン洗浄です。
オイルパンの底部には、CVT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが2つ装着されています。
指で擦って堆積量を確認します。
やはり、そこそこの堆積が見受けられます。
オイルパン分解洗浄を省いて、CVTオイルだけを一気に交換をしてしまうと、このような堆積物がオイルの洗浄作用により剥離、浮遊してCVT内部を損傷してしまうことがあります。
オイルパン底部、マグネット周辺のスラッジです。
そして、オイルパンは新品のように再生されました。
マグネットは、洗浄して再使用することもできますが、多くのお客様は交換を希望されます。
新品のように再生したオイルパンに、新品のマグネットを装着しました。
ピカピカで、最高に気持ちいいですね。
今後は、新品マグネットさんにしっかり働いてもらいます。
オイルパンの洗浄が完了したら、組み付けです。
ガスケットも新品交換です(当たり前ですが・・・)。
オイルパン取付ボルトも全数新品交換です。
ここも、トルクレンチ使用で正確に締め付けします。
ドレンプラグとガスケットも新品を使用します。
トルクレンチできっちり締め付けます。
オイルパン分解洗浄の工程は以上で終了です。
次は、トルコン太郎接続して、初期補充~圧送交換です。
エルグランドのCVTオイルを圧送交換するためには、専用アタッチメントが必要です。
当店では、自社制作した専用アタッチメントがありますので、もちろん圧送交換が可能です。
エルグランドとトルコン太郎を専用アタッチメントを使用して接続しました。
まずは、初期補充です。
画像は、抜取り油(左のボトル)と、洗浄に使用する新オイル(右のモニター)の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、エルグランドのCVT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
左の新オイルと比較して、かなり黒っぽい印象です。
それでも、抜取り油と比較すると、違いがわかります。
今回は、5.5リットルの初期補充でしたが、この5.5リットルでも洗浄作用がありますので、このままクリーニングモードでCVT内部の汚れを浮かせていきます。
30分ほど洗浄をかけてから、1回目の圧送交換(プレ洗浄といいます)を行います。
プレ洗浄は、仕上げ交換の前に、CVT内部をきれいに洗浄する目的で行います。
それでは、1回目の圧送交換スタートです。
1回目の圧送交換が終了しました。
すると、エルグランドのCVT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
新油と比較しても、きれいになっているのが分かります。
抜取り油と比較すると新品のように見えますね。
再度、30分間のクリーニングタイムです。
この間、2回目の圧送交換に備え、トルコン太郎背面を開けてオイルの入れ替えをします。
エルグランドのオーナー様がチョイスされたのは、ワコーズCVTFプレミアムS。
こちらのオイルは、動力伝達性とスムーズな変速という相反する作用を高次元で両立した、正にスーパーオイルです。
軽自動車から3リッター車まで、幅広くおすすめできるオイルです。
純正オイルした使用したことの無い方は是非お試しください。
交換すれば、その違いがはっきりと分かると思います。
※個人差があります。
30分のクリーニングが終了しました。
30分のクリーニング後のオイルの様子。
クリーニング前のオイルの様子をもう一度見てみます。
クリーニングする前はきれいだった=クリーニングしてオイルが汚れた=CVTの汚れが落ちた、ということになります。
洗浄をすると、CVT内部の汚れが落ちてきれいになります。
その落とされた汚れはオイルへ移りますので、オイルが汚れてきます。
洗濯機と同じことですね。
洗濯機で洗濯物を洗うと、洗濯物はきれになり、洗濯水は汚れますね。
これと同じです。
CVT内部の洗浄も終わりましたので、仕上げ交換となる2回目の圧送交換のスタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
すると、エルグランドのCVT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
新油と同等レベルの透明度です。
抜取り油と比較。
左から、新油、抜取り油、交換後の様子
圧送交換は終了しましたが、まだ作業は終わりではありません。
アタッチメントを取り外すと、その先にはフィルターが装着されています。
2.5リットルのエルグランドのCVTは、オイルパン内部のストレーナーとは別に、外部にフィルターが装着されています。
取り外しました。
新品と比較すると、汚れているのがよく分かります。
新品フィルターを装着してオイルクーラーを組み付けします。
油温を確認後、フルードレベル調整します。
こちらのCVTは、CVTオイルの劣化度データーのリセットも必要です。
リセット完了です。
この後、最終チェックで走行試運転と故障コード確認をして、全ての作業が完了します。
今回は、2.5リットルエルグランドに、走りの変わる高性能CVTオイル「ワコーズプレミアムS」を使用した作業をご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
お客様の声
E52エルグラント CVTオイルの交換をお願いしました。
走行86,000km、交換後は、とてもスムーズに車が前に出る感じで、ストレスがなくなりました。
毎日通勤でエルグランドを使用していますので、燃費も少し上がりよかったと思っています。
これからも定期的にCVTFの交換をお願いしたいと思ってます。
ありがとうございました。
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