埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、前回のブログ(マツダCX-8 ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブによる煤カーボンのシステム洗浄)でご紹介した 平成30年式 マツダCX-8 KG2P のトルコン太郎によるATF圧送交換の様子をご紹介します。
千葉県四街道市よりご入庫いただきました。
数ある自動車整備工場の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | CX-8 | メーカー | マツダ |
型式 | 3DA-KG2P | グレード | CD PROACTIV |
初度登録年月 | 平成30年11月 | 入庫時走行距離 | 107,622km |
入庫時の走行距離は107,622kmです
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
アンダーカバーを外して、ATFを排出します。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
オイルパンを取り外します。
オイルパンを外すと、内部はご覧のようになっております。
ストレーナーを取り外します。
シールパッキンを除去します
汚れやすいソレノイドをしっかり洗浄します。
その他、全体もしっかり洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
ご覧の通り、新品同様に洗浄ができました。
取り外したストレーナーと新品の比較です。
使用後のフィルターは、異物らしきモノが確認できます。
こちらは新品です
トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。
オイルストレーナー取付完了
続いてオイルパンです。
オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
ご覧のとおり、多くの鉄粉が付着していました。
マツダCX-8のATオイルパンは安価なため新品へ交換します。
マグネットも新品交換します。
オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。
液体パッキンを丁寧に適量塗布します
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
オイルパン装着完了です。
液体パッキンが落ち着くまで時間をおきます。
その間、トルコン太郎とドッキングするためのアタッチメントを装着します。
CX-8のATミッションは密閉式オイルクーラーが装着されているため、そのままではトルコン太郎が接続できません。
店主自作の専用アタッチメントを装着してトルコン太郎とドッキング完了です。
液体パッキンが落ち着いたら作業再開です。
初期補充とプレ洗浄は安価なアイシンATFを使用します。
左のボトルは抜取り油、右のモニターは新油です。
初期補充の後、エンジンを始動するとCX-8のAT内部からATFがトルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
抜き取り油と比較すると、若干ですが汚れが薄まり、赤味を帯びているのがわかります。
黒く濁ってはおりますがが、5.0リットル分の新油の洗浄作用はありますので、30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、AT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
1回目の圧送交換が終わりました。
抜取り油と比較すると、まるで新油のようです。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になります。
トルコン太郎内のオイルを入れ替え準備します。
オーナー様の選択は、パワークラスターATFレーシング。
特徴は、独自の分子技術により高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど体感度抜群のATF/CVTオイルです。
- フリクションロス低減
- パワートルク燃費向上
- 高い耐熱性
- クラッチの摩擦低減・放熱性向上
- バルブボディ・クラッチ機構の油圧向上
- 静粛性・滑らかさの向上
- ロングドレイン(長期使用の)耐性
- パワー伝達能力の向上
年間200台以上のATF/CVTオイル交換実績のあるオートサプライ鈴木が自信を持っておすすめできる商品です。
特に、トルクのあるマツダSKYACTIVディーゼルに最適なオイルです。
2回目の圧送交換の準備完了です。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
交換後は光り輝いております。
パワークラスターATFは無着色のため、洗浄に使用した赤色のアイシンATFと混ざりオレンジ色の仕上がりとなりますすが、性能上まったく問題ありませんのでご安心ください。
最終交換が完了したらATFの温度を確認して適量補充します。
オイルクーラーはトルコン太郎のオイルが通らないため別途パーツクリーナーで洗浄をします。
オイルクーラーのオーリングは新品に交換します
オイルクーラー装着完了
ATF圧送交換終了後は、強制冷却です。
なぜ、冷やすのか?
それは、ATFは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
温度の確認には、外部診断機を使用します(画像はメーカー指定温度の50℃)
メーカーのサービスマニュアルには45~55℃で合わせると記載がありますが、どこよりも精度の高いATF交換を目指す当店では50℃ジャストで合わせています。
50℃の時に目印のど真ん中に合わせます。
精度の高いATF交換をご希望の方はぜひ当店へお任せください。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
ATF交換後は初期学習を実施します。
マツダSKYACTIVディーゼルに搭載されている6ATは、外部診断機での初期学習ができないためアナログ的な方法で学習します。
走行試運転の後、故障コード確認を実施して作業完了です。
ATF交換、ビフォアー・アフター
最後に記念写真です。
マツダSKYACTIVディーゼルには、今回ご紹介したパワークラスターATFレーシングが最適です。
もともと、パワーがあって運転するのが楽しい車ですが、更に楽しく快適な走行を実現するオイルです。
今回のブログは、マツダCX-8のトルコン太郎によるATF交換の様子でした。
CX-8に限らず、CX-8、アテンザ、マツダ6、アクセラ2.2 などの同型エンジン搭載車で同様の作業が可能です。
前回のブログ(マツダCX-8 ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブによる煤カーボンのシステム洗浄)をご覧になっていない方はぜひこちらもご覧ください。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ご相談、ご依頼はお気軽に。
フォームからのご連絡をお待ちしております。
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コメント
お客様の声
CX8(2018年) 10.7万kmでスス洗浄、ATオイル交換を依頼しました。
車のメンテナンスの丁寧な作業は社長の車好き、客視線があるからとても満足な結果でした。
1、300枚以上の作業時の写真データの提供
2、取替部品を車引取時に保管、確認出来る
3、取り抜き取り、掃除したススを確認出来るその結果
・新車時はDPF再生200~230KMが(洗浄前)70~100KMに低下⇒(洗浄後)200KMに復活
・燃費 新車22KM/リットルが(洗浄前)17km/リットルに低下⇒(洗浄後)21KM/リットルに復活 (85km/h固定の高速道路走行)
・高速域でのエンジン吹け上り復活でほぼ新車同様のエンジンフィールになりました。ありがとうございました。感謝です。
オーナーのF様、この度のご入庫と施工後のご報告ありがとうございます。
ドライアイス洗浄とウインズマルチサーブ洗浄3点セット、トルコン太郎のATF交換により新車時の性能を取り戻せたようで私たちも大変うれしく感じております。
これからも安全安心快適なカーライフをお楽しみいただけますよう祈念しております。
またの機会のご利用を心よりお待ちしております。
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以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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