トルコン太郎

【トルコン太郎】アルテッツァジータJCE10W 走行距離5万KMのATF圧送交換

平成15年式 アルテッツァジータ JCE10W

ATオイルパン脱着洗浄とストレーナー交換

トルコン太郎によるATF圧送交換のご依頼です。

 

東京都杉並区よりお越しいただきました。

先日、カー〇ンサーで探して購入したばかりということです。

 

「少し怪しいお店?」で買ったそうですが、車の品質は最高でした。

 

走行距離は54,739KM。

経過年数を考慮するとかなり少ないです。

 

この程度の距離であれば、オイルパン洗浄・ストレーナー交換は省いて圧送交換だけでも問題ありません。

 

しかし、オーナー様の要望で一旦リセットを目的としたフルコースでの施工になりました。

 

 

それでは、走行試運転から開始します。

今回は、オーナー様も同乗してもらいながらの試運転です。

「ガンガン踏んじゃってください!」と言っていただきました。

 

しかし、そこはこらえて大人の走りでATの状態をしっかり確認します。

ATは快調そのもの。

オーナー様との会話を楽しみながら、あっという間に試運転終了。

 

軽いボディとパワフルなエンジンの組み合わせで走りが楽しめそうなお車です。

 

 

作業場へ戻り外部診断機による故障コードチェック。

 

 

故障コードなし。

 

 

ATFの確認。

ゲージからウエスに付着したATFは赤味がしっかり残っています。

きれいな状態、と表現できるレベルです。

 

全ての事前診断に問題がありませんでした。

それでは作業を開始します。

 

リフトで車両を持ち上げてATFを抜き取ります。

年数の経っている車両でしたが、下回りは大変きれいでした。

 

 

予想以上のきれいなATFがでてきました。

 

 

サンプルを採取します。

 

 

取り外したアンダーカバー。

 

 

レベルゲージチューブを切り離しておきます。

 

 

ATFの排出が止まりましたらオイルパン取り付けボルトを全て取り外します。

 

 

オイルパンを傾けると内部に残っていたATFがでてきますので気を抜けません。

(過去何度もバッチャーーーンッ!を経験しました・・・。)

 

 

オイルパンが外れました。

 

 

マグネット部の鉄粉・スラッジの状態。

 

 

きれいに拭き取ります。

 

 

ATFはきれいでしたが、オイルパンの汚れはどの程度でしょうか。

 

 

いつも作業している10万KM走行車と比較するとかなりきれいです。

この程度の汚れでメンテナンスをしておけば安心です。

 

 

オイルパンのシールパッキンを清掃します。

地味に大変な作業です・・・。

 

 

 

 

 

反対側のATミッション側にもパッキンが残っていますのできれいにします。

 

パッキンはがし終わりました。

 

オイルパン洗浄も終わりました。

光るオイルパン!

 

マグネットもきれいに再生しました。

 

つぎはオイルストレーナーの交換です。

 

外したストレーナーも真っ黒。

グレーになっていますが、新品時はシルバーです。

 

吸い込み口のフィルターに付着した異物が確認できますでしょうか。

 

 

新品のストレーナーです。

 

 

シルバーに光るストレーナーを規定トルクで締め付けします。

 

 

レベルゲージチューブのオーリングも新品に交換。

 

 

液体ガスケット。

 

 

何十台、何百台と塗っていますので、多少は上手くなってきましたでしょうか。

 

 

オイルパンも規定トルクで締め付け。

 

 

ドレンコックのガスケットも新品交換。

 

 

ここも規定トルクで締め付け。

 

つづいてATFの補充です。

オイルパン、コントロールバルブボディから抜けたATFは4リットル弱。

 

同量のATFを補充します。

この補充を初期補充といいます。

 

トルコン太郎の内部の画像です。

初期補充とプレ洗浄に使用するアイシンAFWをセットします。

 

初期補充はレベルゲージチューブから補充していきます。

 

 

ただいま補充中です。

左のボトルは排出したATFのサンプル。

右のモニターは初期補充をしている新品のATF。

 

4リットルの初期補充が終わりました。

レベルゲージで確認するとATFはこんなにきれいです。

 

ここまでがオイルパン洗浄・ストレーナー交換になります。

お次は圧送交換作業になります。

 

圧送交換作業のために準備を行います。

ラジエターのATオイルクーラーのホースを切りはなします。

ホースとパイプにトルコン太郎を接続します。

 

エンジンをかけます。

するとAT内部を流れるATFがクリーナーモニターに流れ込んできます。

 

レベルゲージで見た時はきれいでしたが、モニターで見ると黒っぽく見えます。

 

左の抜き取り油と比較すると、きれいになっているのがわかります。

 

 

お次は圧送交換の準備が整いましたので、圧送交換の工程に入ります。

 

1回目の圧送交換はプレ洗浄といいます。

ATF規定量を新品のATFと入れ替えます。

AT内部を洗浄して仕上げの最終交換の準備を目的としています。

 

 

それでは圧送交換スタート!

1回目の圧送交換終了!

フィルターがくっきり見えるまでになりました。

 

 

抜き取り油と比較。

 

実は今回ご紹介するパターンは非常に稀なケースです。

圧送交換1回で、ここまできれいになることはほとんどありません。

 

これは、交換前のATFの状態が非常に良かったことが要因です。

 

新油と比較しても遜色ありません。

左のモニターは新品ATF、右のモニターはAT内部を流れているATF。

1回目の交換でここまできれいになってしまいました。

 

プレ洗浄が終わりましたので、仕上げとなる最終交換に入ります。

 

最終仕上げ交換にはワコーズ最高峰ATFプレミアムSを使用します。

トルコン太郎内部のATFをアイシンからワコーズへバトンタッチします。

 

 

それではワコーズプレミアムSにて仕上げの最終交換スタート!

仕上げの最終交換終了しました。

すばらしい透明感!!

モニター内部のフィルターがくっきりと確認できます。

 

抜き取り油との比較。

冒頭の抜き取り時の画像ではきれいに見えた抜き取り油ですが、交換後と比較すると真っ黒に見えてしまいますね。

 

 

左のモニターは新品ATF、真ん中のモニターはAT内部を流れている交換後のATF。

 

 

すばらしき透明感!!

ここまできれいに交換できます。

オートサプライ鈴木では、新品同然まで交換が可能です。

 

 

作業後にトルコン太郎の接続を切り離す際にホースから出てきたATFを回収できました。

抜き取り油と比較してみました。

 

 

交換作業後の走行試運転へ。

 

交換前と比較して、明らかに軽い走り出し。

レスポンスの良い変速。

エンジンがパワーアップしたような走りに生まれ変わりました。

気持ちよく走れる車へバージョンアップしました。

 

作業場へ戻り故障コードチェック。

故障コードなし。

 

すべての作業が終了し、オーナー様へご返却となります。

 

シールパッキン(液体ガスケット)の車種でも日帰り作業が可能です。

ATF交換をご検討中のかたはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。

 

 

 

 

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