埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したATF圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成30年式 VW6E26 NV350キャラバンです。
トルコン太郎によるATFオイル全量圧送交換とAT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県川越市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | NV350キャラバン | メーカー | 日産 |
型式 | VW6E26 | グレード | プレミアムGXロング |
初度登録年月 | 平成30年12月 | 入庫時走行距離 | 123,848km |
現在の走行距離は123,848kmです。
新車から、走行距離約5万kmくらいの時に、日産ディーラーにてATF交換をされているそうです。
それから、約7万Km走行して今回の入庫となりました。
今回のATF交換は、オイルパン洗浄・ストレーナー交換を実施します。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
アンダーカバーを外して、ATFを排出します。
ATFは透明感もあり、思いのほかキレイです。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
オイルパンを取り外します。
オイルパンを外すと、内部はこのようになっております。
ストレーナーを取り外し、バルブボディをしっかりと洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
新品同様に洗浄ができました。
ストレーナーの新旧比較です。
取り外したストレーナーは、経年使用で鉄粉が付着し真っ黒になっています。
ストレーナーの裏側です。
走行距離の割にストレーナーの異物感は少な目でした。
トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。
オイルストレーナー取付完了です。
続いてオイルパン洗浄です。
オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
この程度の鉄粉付着量でした。
マグネットを外して、オイルパン底部を拭き取ります。
オイルパン底部のスラッジはご覧の通りです。
オイルパンを洗浄します。
作業後は見えなくなってしまうところですが、一切の妥協なくシッカリ洗浄すると新品同様までキレイになります。
黒光りして、まるで新品です。
こちらは、フルードレベル調整用のドレンプラグ上面です。
オイルクリーナーマグネットは、再使用せず新品交換します。
オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。
新品ガスケットを装着して、オイルパンをATに取り付けします。
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
新品のドレンプラグとガスケットです。
ドレンプラグもメーカーの規定値で締め付けをします。
オイルパン装着完了です。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
この補充を初期補充といいます。
使用するATFは、アイシンAFW+です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、NV350キャラバンのAT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
黒くて濁っていますが、新油5.5リットル分の新油の洗浄作用はありますので、30分間のクリーニングを実施します。
30分経過後、AT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
1回目の圧送交換が終わりました。
抜取り油と比較すると、充分きれいになっているのが分かります。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になります。
トルコン太郎内のオイルを入れ替え準備します。
オーナー様の選択は、パワークラスタ―ATFレーシング。
パワークラスタ―独自の分子技術により、高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど、体感度抜群のATFです。
市販品のなかでは、正にトップレベルのATFをぜひ体感してください。
価格もトップレベルですが、当店一番人気のATFです。
2回目の圧送交換の準備完了です。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
パワークラスタ―ATFは、無色のため、洗浄に使用した赤色のアイシンATFと混ざり、オレンジ色の仕上がりとなります。
新油の透明感が蘇りました!
ATF交換後の油温は51℃でした。
ATF圧送交換終了後は、強制冷却です。
なぜ、冷やすのか?
それは、ATFは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
温度の確認には、外部診断機を使用します(画像は強制冷却後で29.0℃)。
レベルゲージの無い車両のATF交換最後の難関、オーバーフローによるフルードレベル調整です。
アイドリングにて、ゆっくりと油温を上げ規定温度でオーバーフローさせてます。
同時にサンプルを採取します。
メーカーの規定温度は、通常5~10℃くらいの幅があります。
そ
の間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ある温度をピンポイントで狙って調整しています。
ピンポイントで温度を合わせたら、オーバーフロープラグとガスケットを交換して作業完了です。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
ATF交換の他に、前後デフオイル、トランスファーオイル交換も実施しました。
フロントデフオイルは、ご覧の通り灰色になっていました。
茶色くなっているのは良く見ますが、灰色は初めてでしたのでビックリしました。
ドレンプラグの鉄粉はご覧の通り。
キレイに洗浄したドレンプラグを取り付けします。
デフオイルも、もちろんパワークラスタ―です。
パワークラスタ―・ギヤオイルスーパーレーシング、最高傑作のギヤオイルです。
「体感できるデフオイル交換」を実現します。
フロントデフは、80W-140を使用します。
新油はキレイな透明感がすばらしいオイルです。
フィーラープラグから、オイルがあふれてくるまで充填したらキャップをして完了です。
続いてトランスファーオイル交換です。
トランスファーオイルも、ご覧の通り真っ黒です。
ドレンプラグの鉄粉はご覧の通りです。
ドレンプラグを洗浄して取り付けします。
トランスファーオイルの指定油は、ATFの「日産マチックフルードC」ですが、ここも贅沢にパワークラスターATFレーシングを使用します。
あふれてくるまで充填したら、キャップをして完了です。
最後はリヤデフオイル交換です。
リヤデフオイルは、普通に茶色く汚れていました。
ドレンプラグの鉄粉はご覧の通りです。
ドレンプラグを洗浄して取り付けします。
リヤデフもパワークラスタ―・ギヤオイルスーパーレーシングを使用します。
こちらは、75W-90を使用。
当店で取り扱っているパワークラスター・ギヤオイルの粘度は、75W-90と80W-140ですが、メーカーの指定する粘度に合わせて選択使用をしています。
以上で、ご依頼作業が完了しました。
ATF交換完了後は、走行試運転と外部診断機による故障コード確認。
当然ですが、問題ありません。
ATF交換、ビフォアー・アフター
今回のブログは、VW6E26 NV350キャラバンのトルコン太郎によるATF交換と前後デフオイル交換、トランスファーオイル交換の様子でした。
VE6E26だけでなく、VW2E26やガソリンエンジン車のNV350キャラバンの施工実績も多数ございます。
ATFの取扱種類も豊富にございます。
お気軽にお問い合わせ、ご依頼ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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