埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
トヨタエスティマハイブリッドの電気式CVTオイルとリヤトラクションモーターフルード交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、東京都立川市よりご入庫いただきました。
都内からのご来店と、数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
20系エスティマハイブリッドのCVTは、構造的に圧送交換やオイルパン洗浄ができないミッションになります。
今回は、オイルのみの交換で、ドレンアウト方式での作業となります。
車両情報
車名 | エスティマ ハイブリッド | メーカー | トヨタ |
型式 | DAA-AHR20W | グレード | G |
初度登録年月 | 平成24年8月 | 入庫時走行距離 | 121,364km |
走行距離は121,364km
事前チェックから始めます。
走行試運転は良好です。
外部診断機の接続確認、故障コードなし
事前チェック良好ですので、作業に入ります。
リフトで水平に持ち上げます。
車両下回りを確認します。
電気式CVTオイル(トヨタの正式名称:ハイブリッドビークルトランスアクスルフルード)を抜き取ります。
サンプルを採取します。
オイルが抜けたらドレンを閉めてATFを充填します。
※電気式CVTは、CVTオイルではなくATFが充填されています。
今回の作業では、アイシンAFW+を使用して洗浄します。
整備モードに移行して、エンジンを強制的に始動してCVT内部を洗浄します。
洗浄に使用したATFを排出します。
こちらもサンプルを採取します。
最終交換は、ワコーズATFプレミアムSです。
トヨタのハイブリッド車は、CVTオイルの交換を実施しても変化を感じにくいものですが、このオイルは並みのオイルとは異なります。
CVT内部のフリクションロスが減りますので、走りが軽くなり、僅かに燃費の向上も期待できます。
内部洗浄の後、本命オイルのワコーズATFプレミアムSを充填します。
フィラー部から溢れてくるまで充填すればOKです。
新品ガスケットを使用して、キャップを規定トルクで締め付けして作業完了です。
このような流れで、オイルがきれいになりました。
作業後は、右端のワコーズATFプレミアムSの新油が充填されています。
続いて、後部モーターに充填されているオイルの交換をします。
リヤのモーターは、正式には「リヤトラクションモーター」といいます。
リヤトラクションモーターは、リヤデフと同じような役割をしています。
リヤトラクションモーターのオイルを抜き取ります。
こちらも、サンプルの採取をします。
ドレンプラグには、鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
1回目の充填は、洗浄になります。
CVTと同様、アイシンAFW+を充填します。
内部のオイルを循環させて、しっかりと洗浄をしてから抜き取ります。
最終交換になりますので、新品ガスケットを使用してドレンプラグを締め付けします。
リヤトラクションモーターも、本命のワコーズATFプレミアムSを充填します。
充填完了です。
新品ガスケットに交換して、トルクレンチで締め付け
リヤトラクションモーターフルードの交換終了です。
リヤトラクションモーターオイルも、このような流れできれいになりなした。
作業終了後、外部診断機にて確認、故障コードなし。
20系エスティマハイブリッドのCVTは、スチールベルトを使用している一般的なCVTとは構造が異なり、
①オイルはATFを使用する
②圧送交換ができない
③オイルパン洗浄やストレーナー交換ができない
というのが特徴となります。
しかし、だからと言ってオイルを交換しなくても良いという訳ではありません。
劣化しないオイルは存在しません。
今回のブログでごご覧いただいた通り、ハイブリッド車であっても、トルコン太郎を使用したCVTオイルとリヤモーターのオイルの交換が可能です。
エスティマに限らず、トヨタ系のミニバンハイブリッドは、すべて同じ構造になっていますので、同様の作業が可能です。
そして、交換に使用するオイルは、ワコーズATFプレミアムSが一番人気になります。
トヨタミニバンハイブリッドのCVTオイル交換は当店へお任せください。
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