埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したATF圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 令和3年式 RV37 日産スカイライン400Rです。
トルコン太郎によるATFオイル全量圧送交換とAT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県加須市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | スカイライン | メーカー | 日産 |
型式 | RV37 | グレード | 400R |
初度登録年月 | 令和3年4月 | 入庫時走行距離 | 46,026km |
現在の走行距離は46,026kmです。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
アンダーカバーを外して、ATFを排出します。
オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。
さすがに400馬力オーバーのパワーを受け止めているだけに、走行距離の割にオイルが汚れております。
オイルパンを外すと、内部はご覧のようになっております。
ストレーナーを取り外し、バルブボディを洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
洗浄後は新品同様になりました。
オイルストレーナー
左:使用後 右:新品
スカイライン系のオイルストレーナーは日産純正で単品供給がありません。
そのため、当店では独自ルートで入手しております。
取り外したオイルストレーナーには異物が付着しておりました。
トルクレンチを使用して、メーカー規定トルクで正確に締め付けます。
続いてオイルパン洗浄です。
オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。
鉄粉付着量はご覧の通りです。
マグネットを外して、オイルパン底部を軽く拭き取ります。
オイルパン底部のスラッジはご覧の通りです。
これをしっかりと除去しないとATF交換後に故障トラブルの原因になります。
一度、オイルパンを裏返して外側から洗浄します。
防錆剤が塗布されていましたので細心の注意を払いながら洗浄しました。
オイルパン内側の洗浄を実施します。
パーツクリーナーを適量吹きかけます。
刷毛で丁寧にスラッジを落とします。
この時、ウエスでゴシゴシ擦ってしますとオイルパン底部が傷だらけになってしまいます。
オイルパンは車に取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様になるまで洗浄します。
ご覧のとおり新品同様に再生されました。
本当にピカピカです。
鉄粉回収用のマグネットは新品交換します。
もちろん、オイルパンガスケットも新品交換です。
マグネットとガスケットを装着しました。
オイルパン取付ボルトも全数新品に交換します。
トルクレンチを使用して、メーカー規定トルクにて正確に締め付けします。
オイルパン内部のメンテナンスが完了しました。
いよいよトルコン太郎を接続して初期補充、圧送交換です。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
初期補充とプレ洗浄はアイシンのスタンダードATFを使用します。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、スカイライン400RのAT内部のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
抜き取り油と比較すると、若干ですが赤味を帯びているのがわかります。
モニターを良く観察していると細かい鉄粉の浮遊が見受けられました。
そこで、裏メニューの1μフィルターを追加することにしました。
この1μフィルターとトルコン太郎で30分間のクリーニングを行います。
30分経過後、AT内部の洗浄を目的とした1回目の圧送交換を開始します。
1回目の圧送交換が終わりました。
オイルがキレイになっているのが目で見て分かります。
抜き取り油との比較
鉄粉の確認
鉄粉は問題ないレベルまで無くなりました。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを行います。
次の2回目の交換が最終の仕上げ交換になりますので、トルコン太郎のオイルを入れ替え準備します。
オーナー様の選択は、パワークラスターATFレーシング
ポイント
特徴は、独自の分子技術により高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど体感度抜群のATF/CVTオイルです。
ベースオイルにはコンプレックスエステルとアルキルナフタレンを採用した超高性能モデルです。
極圧性が高く、スポーツ走行などの長時間の高温状態にも耐久性をもたせ、伝達能力低下が原因で生じたトルク不足、燃費の悪化、レスポンスの悪化を蘇らせる特殊なブレンドオイルです。
市販品ATF/CVTオイルの最強ランクのオイルです。
パワークラスターATFレーシングの準備完了。
このオイルは本当におすすめです。
交換直後から体感できますが、さらに500~1,000KMほど走行後に化けます。
新車の様な、もしくはそれ以上のトルクの伝達感、素早く滑らかなシフトフィーリングが楽しめるオイルです。
特にスカイライン400Rのような大排気量、高出力車に最適なオイルです。
30分のクリーニングを終え、最終交換スタートです。
2回目の圧送交換が終了しました。
抜き取り油との比較
パワークラスターATFレーシングは無色のため、洗浄に使用した赤色のアイシンATFと混ざり、オレンジ色の仕上がりとなりますが、性能的には全く問題ございません。
鉄粉も完全除去できました。
交換後のパワークラスターATFレーシングは光輝いていました
ATF圧送交換終了後は、強制冷却です。
なぜ、冷やすのか?
それは、ATFは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
温度の確認には、外部診断機を使用します(画像は冷却前の78℃)。
目的の温度域まで下がりましたのでオーバーフロー調整を実施します。
エンジンを始動しアイドリングでゆっくりと規定温度まで上昇させてオーバーフローを実施します。
出てきたオイルでサンプルを採取します。
メーカーの規定温度は、通常5~10℃くらいの幅があります。
その間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ある温度をピンポイントで狙って調整しています。
「ある温度」は、ご依頼いただいたお客様にお引渡し時にご説明させていただいております。
正確にジャストなフルードレベルを実現することができる温度です。
ピンポイントで温度を合わせたら、オーバーフロープラグを交換して作業完了です。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
この後、必要な作業を実施し走行試運転へ。
これは、もう別物?です。
特別なスカイライン400Rが特別なオイルパワークラスターATFレーシングで化け物と化してしまいました。
全域でスムーズ、かつパワフル。
街乗りからサーキット走行まで、運転が更に楽しいお車になったのではないかと思います。
走行試運転後の故障コード確認も問題ありません。
ATF交換ビフォアー、アフター。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎は、オイルパン洗浄やフルードレベル調整において変態レベルだと思っております。
しかし、ここまでやるからこそ多くの方からご支持をいただいているのも事実だと思います。
裏メニューの1μフィルターも良い仕事をしてくれました。
そして、オートサプライ鈴木の定番、パワークラスターATFレーシング。
こだわりの作業とハイパフォーマンスオイルの相乗効果をぜひ体感してください。
今回のブログは、RV37スカイライン400Rのトルコン太郎によるATF交換の様子でした。
400Rだけでなく、スカイライン全般の施工実績も多数ございます。
今回のブログ同様の作業が可能ですのでお気軽にご相談ください。
お客様から口コミ・ご感想をいただきました お客様の評価
お客様の声 お客様の評価 ★5つ
先日はPOWERCLUSTER ATF RACINGの交換ありがとうございました。
私が希望した内容で
・POWER CLUSTERの取扱いがある。
・トルコン太郎で圧送交換出来る
・近場で対応出来る
・ストレーナ交換、オイルパンのスラッジ清掃この条件で探していたところオートサプライ鈴木さんを発見して依頼する事にしました。
ATF圧送洗浄工程でのスラッジも途中にフィルターを入れる事で微少なスラッジもキャッチしてくれるなど、ATF交換では、かなりレベルの高い作業の出来る所です。
交換後ATの学習も進み素直なATになりました。
みんカラ用の写真も沢山撮って頂き作業に自信がある事も伝わりました。
依頼して正解でした。ありがとうございました
オートサプライ鈴木より
オーナーのY様、この度は高評価と嬉しいお言葉ありがとうございます。
当店を信頼して大切な400Rのトルコン太郎施工をお任せいただけて大変嬉しく感じております。
これからもY様の期待にお応えできるよう尽力いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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お電話でのご依頼
以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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