トルコン太郎

【トルコン太郎】レクサスGS350 GRS191 走行距離7万KMのATF全量圧送交換

平成20年式 レクサスGS350 GRS191

ATオイルパン洗浄・ストレーナー交換

トルコン太郎でATF全量圧送交換のご依頼です。

 

久喜市菖蒲町からご入庫いただきました。

 

ATFは「トヨタ純正オートフルードWS」を使用します。

 

純正ATFのメリットは「安全」と「安心」です。

 

しかし、純正ATFであっても交換方法を間違えるとトラブル・故障につながります。

 

いつものようにAT内部の洗浄とストレーナー交換を組み合わせて、トルコン太郎で全量圧送交換をします。

 

現在の走行距離は69,990KM。

新車からATFの交換をしていない場合は、ATFの劣化による症状が出始める頃でしょうか。

 

AT内部の劣化や摩耗を防ぐためにもちょうど良い走行距離ですね。

 

 

それでは、いつものように事前チェックから始めます。

 

走行試運転。

フィーリングは良好です。

 

外部診断機による故障コードチェック。

問題なし。

 

それでは作業に入ります。

 

GS350をリフトで持ち上げます。

 

ドレンプラグを外してオイルパン内部のATFを抜き取ります。

 

サンプルに排出油を採取しておきます。

 

オイルパンを外しました。

コントロールバルブボディとオイルストレーナです。

 

外したオイルパンです。

 

オイルパン底にはAT内部の摩耗で発生した金属粉を回収するマグネットが装着されています。

 

付着量は距離の割には少し多いです。

 

きれいに洗浄します。

 

オイルパンの底はどの程度汚れているのかウエスで擦ってみます。

 

真っ黒です。

しっかりと汚れを落としていきます。

 

洗浄が終わりました。

 

マグネットもオイルパン底も新品のようにピカピカになりました。

 

次にストレーナー交換です。

 

左:使用後

右:新品

 

使用後の吸い込み口は赤黒くなっています。

 

新品の吸い込み口はクリーム色でした。

 

ストレーナー裏面の吸い込み口のオーリングは新品に交換します。

 

トルクレンチを使用してストレーナーをメーカー規定値で締め付けします。

 

ATFクーラーを外してアタッチメントを装着しました。

そこへトルコン太郎のホースをドッキングします。

 

オイルパンの中とストレーナー、コントロールバルブの中から抜けたATFと同量の新油を補充します。

今回は4リットルです。

 

左のボトルは最初に排出したATF。

右のモニターは補充する新油。

 

4リットルの補充が済んだらエンジンをかけます。

AT内部に残ったATFと補充した新油4リットルが混ざりあってトルコン太郎のクリーナーモニターへ流れ込んできます。

 

 

左のボトルは最初に排出したATF。

右のモニターはGS350のAT内部を流れているATF。

 

4リットル交換してもきれいになっていません・・・。

 

オイルパン洗浄、ストレーナー交換をしていても4リットル交換はこの程度しかきれいになりません。

 

ここからはトルコン太郎を使用して全量圧送交換を2回行います。

どのくらいきれいになるのか楽しみです。

 

今回は、トヨタ純正ATFでの交換をお受けしています。

純正ATFで交換する場合は、初期補充からプレ洗浄、最終の圧送交換まで全て同一のATFを使用します。

 

トヨタ純正ATF「オートフルードWS」

純正ATFですが、実はかなり高性能です。

 

このATFのおかげでレベルゲージのないATF交換不要ATミッションが生まれたと言っても過言ではありません。

 

それでは、全量+αの9リットル使用してATFを全量圧送交換していきます。

 

AT内部洗浄を目的としたプレ洗浄スタート!

右手前の廃油モニターに流れてくるATFがきれいになってくる様子をご覧ください。

9リットルの交換が終わりました。

 

最初に排出したATFとの比較です。

 

近づいてみるとフィルターもクッキリ見えます。

 

このきれいになったATFでAT内部を洗浄していきます。

オイルパンの底やマグネットは手作業によりきれいに洗浄できますが、その他AT内部は手作業での洗浄はできません。

そのため、新しいATFを流してその洗浄作用により内部をきれいに洗浄します。

 

AT内部洗浄が済みましたらトルコン太郎の合図で2回目の全量圧送交換になります。

右手前のモニターに再度ご注目ください。

最終交換となる2回目の全量圧送交換が終わりました。

 

最初のATF(交換前)と交換後の比較です。

きもちよくきれいに交換ができました。

 

モニター内部のフィルターもくっきり見えます。

 

2回目のクリーニングが終わりましたらトルコン太郎を切り離し冷却に入ります。

 

スポットクーラーを2台も使用して強制冷却していきます。

 

 

外部診断機を使用してデータモニタしながら温度を合わせていきます。

 

指定温度になったらプラグを開いてオーバーフロー調整をします。

きれいなATFが流れてきます。

 

 

AT内部が新車のようになったであろうGS350。

さっそく走行試運転へ行ってきます。

 

交換後も良好なフィーリングです。

交換前も不具合は無かったので体感できるほどの変化はありませんでしたが、力強くスムーズな走りになりました。

 

走行後の故障コードチェックも問題なし。

 

無事にお客様へお車ご返却となりました。

 

 

今回の交換に使用したトヨタ純正ATF「オートフルードWS」。

世界のトヨタのATF。

トヨタが自信を持って「交換不要」といっておりますが、劣化は避けられません。

 

ATFは交換しなくても、車は動きますし走れます。

 

ATFを交換すると、本来の性能を発揮して走れます。

さらに故障の予防にもなります。

 

ただし、「正しい知識」と「正しい方法」が絶対条件になりますが・・・。

 

 

安全安心をお求めの場合は、トヨタ純正ATF「オートフルードWS」。

 

もっと高性能、新車のような走りをお求めの場合は「ワコーズプレミアムS」、または「ニューテックNC-65」。

 

コスト重視なら、汎用スタンダード高性能「アイシンAWF+」。

 

ATFの豊富な取扱いでお客様のご要望により幅広くお選びいただけます。

 

ATF交換にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

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