トルコン太郎

【トルコン太郎】フレアワゴンカスタムスタイルMM53SのCVTオイル圧送交換

埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。

今回のブログは、トルコン太郎を使用したATF圧送交換の様子をご紹介します。

 

ご紹介するお車は 令和元年式 マツダ フレアワゴン カスタムスタイル ハイブリッドXT です。

トルコン太郎によるCVTオイル全量圧送交換とCVT洗浄・オイルパン洗浄・ストレーナー交換の他、エンジンオイル交換のご依頼です。

 

オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、埼玉県幸手市よりご入庫いただきました。

数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。

車両情報

車名 フレアワゴン カスタムスタイル メーカー マツダ
型式 DAA-MM53S グレード ハイブリッドXT
初度登録年月 令和元年6月 入庫時走行距離 36,402km

 

現在の走行距離は36,402kmです。

 

このくらいの走行距離であれば、オイルパン洗浄やストレーナー交換をせずに「オイルだけの交換」を望まれる方が多くいらっしゃいます。

 

しかし、CVTの場合はATと異なり、スチールベルトの摩擦により鉄粉が多く発生しますので、3万km程度であってもオイルパン洗浄とストレーナー交換をおすすめします。

 

 

走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。

 

 

レベルゲージによるCVTオイルの量、汚れの確認ですが、まったく問題ございません。

 

事前チェックが済みましたので、早速作業を開始します。

 

車両をリフトで水平に持ち上げます。

 

CVTオイルパンや本体に異常がない事を確認してオイルを排出します。

 

オイルパンからの抜取り油のサンプルを採取します。

 

オイルパンを外すと内部はこのような感じになっております。

 

オイルはキレイでしたが、ストレーナーは鉄粉で真っ黒になっていました。

 

ストレーナーを取り外し、バルブボディを洗浄します。

 

汚れやすいソレノイドをしっかり洗浄します。

真っ黒だったソレノイド、色が変わったのがお分かりになりましたでしょうか?

 

その他、全体もしっかり洗浄します。

 

洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。

 

ご覧の通り、新品同様に洗浄ができました。

 

 

ストレーナーの新旧比較

 

右側の新品ストレーナーが36,400kmの走行で左側の状態になってしまいます。

比較すると、いかに汚れているのかが分かります。

 

ストレーナーの外側が汚れているから交換する訳ではありません。

内部のフィルター部分に汚れや異物が堆積してしまうので交換をします。

 

しかし、このストレーナーは、マツダでの部品設定がありません。

そして、OEM元のスズキでも部品設定がありません。

 

「欲しかったらバルブボディーASSYで買ってください」ということです。

 

 

オートサプライ鈴木では、同業の周りの方たちのおかげもあり、新品でストレーナー単体で入手可能になりました。

 

Oリングも新品に交換です。

 

トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。

 

オイルストレーナー取付完了です。

まるで新車のような状態へ戻りました。

 

続いてオイルパン洗浄です。

 

オイルパンには、AT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。

 

鉄粉付着量を確認するため、鉄粉を指で一部除去します。

 

走行距離36,402kmでも、これだけの鉄粉が付着していました。

 

マグネットを外して、オイルパン底部を拭き取ります。

 

マグネット周辺のスラッジは堆積がありましたが、それ以外には大きな堆積はありませんでした。

 

洗浄後のオイルパンの様子です。

取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく新品同様になるまで洗浄します。

 

マグネットは新品へ交換します。

 

オイルパンガスケットも当然新品へ交換です。

 

オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。

 

トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。

 

オイルパン装着完了です。

 

続いて、トルコン太郎を接続していきます。

 

このようなタイプのオイクーラー装着車の場合、そのままではトルコン太郎の装着はできません。

 

 

オイルクーラーを取り外して、ミッションの形に合わせた専用のアタッチメントを取り付けることで、トルコン太郎と接続が可能になります。

 

トルコン太郎を接続したら、最初に行うのは初期補充です。

 

初期補充に使用するCVTオイルはアイシンCFBです。

 

オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。

今回の初期補充量は4.5リットルとなります。

 

画像は、抜取り油と新油の比較です。

アイシンCFBは薄い緑色です。

 

初期補充の後、エンジンを始動するとCVT内部のオイルがトルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。

 

抜き取り油と比較。

4.5リットル分の新油が入っていますが大きな変化はありません。

濁り感も残っています。

 

しかし、4.5リットル分の新油の洗浄作用を使用して30分間のクリーニングを実施します。

 

30分経過後、CVT内部洗浄を目的とした1回目の圧送交換、プレ洗浄を開始します。

1回目の圧送交換が終わりました。

 

抜取り油と比較すると、透明感が向上しているのが分かります。

 

キレイになったオイルで再度30分間のクリーニングを実施します。

 

その間、2回目の圧送交換である最終交換の準備をします。

 

オーナー様の選択は「パワークラスターATFレーシング」です。

 

当店で取り扱っているATF/CVTオイルの中でトップグレードのものとなります。

※注意 パワークラスターでは特注で更に上位モデルとして「ATFスーパーレーシング」の設定がありますがそれは特別なオイルとなりますので除いております。

 

当店のブログやサイトをご覧いただいて、多くの方から「パワークラスターATFレーシング」への交換のご依頼をいただいております。

 

パワークラスターATFレーシングは、市販品の中ではトップクラスの高性能オイルとなります。

 

特に、パワーのあるお車との相性が抜群に良く、排気量4.0リットル以上のお車、2.0リットル以上のターボ車、トルクのあるディーゼル車に特におすすめしております。

 

たした、お車によっては、オーバースペックになってしまう程のもののため、すべてのお客様におすすめはしておりません。

とくに、小排気量のCVT車にはあまりおすすめしておりませんでした。

 

 

しかし、どうしてもこのオイルが気になってしまったオーナー様は、メーカーへ直接電話をして相談していただいたそうです。

そこで、CVTオイルと一緒にエンジンオイルもパワークラスターへの交換を提案されたそうです。

 

ATFレーシングと合わせて、エンジンオイルも高性能な「パワークラスター漆黒0W-30」をチョイス

 

小排気量、軽自動車の場合、ATFレーシングはオーバースペックとなりますが、同時にエンジンオイルをパワークラスターへ入れ替えることで、相乗効果でデメリットを打ち消すことができるのです。

 

CVTオイルの圧送交換後に、エンジンオイル交換を実施します。

 

 

それでは、30分間の内部洗浄が完了しましたので、2回目の圧送交換である最終交換のスタートです。

 

2回目の圧送交換が終了しました。

 

抜取り油との比較もご覧の通りです。

 

光り輝くCVTオイル

 

新油と抜取り油、交換後の比較

 

圧送交換終了後はオイルクーラーの洗浄です。

こちらは、トルコン太郎のオイルが通りませんので、手作業で洗浄が必要となります。

 

オイルクーラーオーリングを新品と交換してからオイルクーラーを取り付けして完了です。

 

 

お次はフルードレベル調整です。

 

レベルゲージ付き車であっても、正確にオイルの温度を合わせてからフルードレベル調整を行っています。

 

メーカーのサービスマニュアルでは「70~80℃の時にレベルゲージの切り欠きの範囲に合わせる」と記載されています。

 

中間温度の75℃で、ゲージ切り欠きの真ん中に合わせました。

ご覧の通り、オートサプライ鈴木では細部にもこだわった精度の高いCVTオイル交換を実施しております。

 

フルードレベル調整がおわりましたので、エンジンオイル交換を実施します。

 

パワークラスター漆黒エンジンオイル

 

新油なのに、廃油のような色合いのオイルです。

 

最初は、正直申し上げまして「今回のオイルはどうなの?」と思っておりました。

しかし、実際に自分で使ってみて、お客様に使っていただいて、考えが180度変わりました。

 

見た目よりも、それを気にならなくなるほどの体感ができる。

 

体感すると、不思議なことに、黒いオイルがキレイな色味に見えてくる・・・。

 

そんな不思議な魅力を持ったオイルです。

 

それでも、交換直後からレベルゲージの色味はこのような状態ですから、ゲージでの汚れの確認は難しくなります。

 

走行距離で交換サイクルを管理してください。

 

 

それでは、「パワークラスターATFレーシング」と「漆黒エンジンオイル」への交換が完了しましたので最後の確認、試運転です。

 

軽自動車や小排気量のお車にパワーく多スターATFレーシングを使用すると、動力伝達力が上がりすぎてしまい、発進加速が重くなる傾向にあります。

 

しかし、今回はエンジンオイルもパワークラスター漆黒エンジンオイルと交換を実施したため、上記デメリットが全く感じられません。

 

むしろ、レスポンスアップで走りが楽しくなるお車に変身してしまいました。

 

これなら、オーナー様もきっと喜んでくれるに違いありません。

 

最後にトルコン太郎とパワークラスターATFレーシングとの記念撮影です

 

CVTオイル交換ビフォア、アフターです。

 

今回は、元年式マツダフレアワゴンのCVTオイルとエンジンオイル交換の様子をご紹介しました。

OEM元車両のスズキスペーシアカスタムMK53Sでも、今回と全く同じ作業が可能です。

 

同様の作業のご依頼ご相談はお気軽にどうぞ。

 

最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。

 

 

 

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  1. 初度登録年月
  2. 車台番号
  3. 型式
  4. 型式指定番号(5桁の数字)
  5. 類別区分番号(4桁の数字)
  6. 車名・車種
  7. 現在の走行距離
  8. ミッションの種類(AT/CVT/その他)
  9. トルコン太郎ご依頼の理由・目的
  10. 使用するオイルのご希望

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