平成30年式 トヨタ ハイエース TRH200V
新車からわずか半年、走行7,800KMでワコーズATFプレミアムSへ圧送全量交換
埼玉県内からのご入庫です。
お仕事で使われているハイエース。
丈夫で長持ち、使用後?も高値で売れる世界のハイエース。
なんと新車から半年のお車です。
走行距離は7,806KM
ならし運転が終わったところでしょうか。
「新車のうちから定期的に交換したい」ということでお見積り依頼をいただきました。
当初は純正ATF同等性能のアイシンAFWでの交換を検討されていらっしゃいました。
しかし、走行距離の少なさから交換のメリットが少ないと思いますので高性能ATFへアップグレードをお勧めさせていただきました。
新車のうちにATF交換できるのは、「新車で購入した方が得られる特権」。
その特権をさらに使って得られる特権は、「新車のうちから高性能ATFとの完全入れ替え」。
純正ATFでも無交換で10万KM走行できます。
しかし、新車時に高性能ATFに交換してある10万KM走行車は別物になります。
高性能ATFはハードな走行によるダメージを最小限に抑えることが可能です。
新車で購入して永~く調子の良い状態を維持したい場合は新車から半年程度で高性能ATFへの完全入れ替えをお勧めいたします。
今回の交換で選ばれたのは、ワコーズプレミアムS。
ワコーズATFの最高峰。
耐熱性、耐久性、潤滑性能、すべての性能が純正ATFよりはるかに優れています。
お仕事で使用するお車ですのでATミッションにも負担がかかります。
そんなハードユースにも安心して対応できるATFです。
いつものように作業前の走行試運転、故障コードチェックをして早速作業開始です。
当然ですが故障コードはなし。
リフトで持ち上げ下回り確認。
レベルゲージの無い新型の車両です。
オートサプライ鈴木では問題なく交換が可能です。
今回はATFのみの交換ですのでオイルパンの分解はありません。
オイルクーラーはホースタイプですので簡単にトルコン太郎と接続ができます。
トルコン太郎接続。
新車から走行7,806KMのATFです。
交換の必要が全くないと思えるレベルですが、今回の交換の目的はATFのアップグレードです。
ハイエースのATF全量7.9リットルに対して少し多めの10リットル交換で完全入れ替えをします。
それでは圧送交換開始します!
10リットルの圧送交換が終了。
完全入れ替え成功です。
今回ご入庫いただいたハイエースはATFのレベルゲージがありません。
今のトヨタ車の主流となっているレベルゲージレスタイプです。
ATF温度を規定温度に合わせてオーバーフローさせてATF量を調整します。
オートサプライ鈴木では過去に100台以上のレベルゲージレスの交換実績がありますので安心してお任せください。
交換後のATF温度は規定温度を超えていますので一旦冷却します。
スポットクーラーを使用してオイルパンから強制冷却していきます。
一旦規定温度以下まで冷却ができたら、今度はエンジンを始動してATF温度を上げていきます。
写真と文章だけみれば簡単なようですが、ここに書かれていない必要な作業もあります。
それは「TC端子ONで油温検出モードに移行させる作業」なのですが、これもちょっと難解で面倒な作業です。
慣れているので問題なく作業は進んでいきます。
データモニターでATF温度が規定温度に上がってくるのを待ちます。
規定温度になりましたらオーバーフロープラグを緩めて排出して調整完了。
トルコン太郎を外して車を元の状態へ戻します。
走行試運転、故障コードの最終チェックをして作業完了となります。
今回はお仕事で使用されているお車のATFグレードアップをご紹介しました。
もちろん、自家用で使用されているお車でも新車のうちにATF/CVTオイルのアップグレードは非常に有効です。
高性能オイルは愛車を別物に変身させてしまいます。
末永く、調子良く、安心してお乗りいただけると思います。
ワコーズプレミアムS
オートサプライ鈴木で人気ナンバー1のATFです。
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