埼玉県上尾市 トルコン太郎設置店 オートサプライ鈴木です。
今回のブログは、トルコン太郎を使用したCVTオイル圧送交換の様子をご紹介します。
ご紹介するお車は 平成30年式 VAG スバル レヴォーグ 2.0GT-S です。
トルコン太郎によるCVTオイル全量圧送交換とオイルパン洗浄・ストレーナー交換、前後デフオイル交換のご依頼です。
オートサプライ鈴木のトルコン太郎施工のため、千葉県市原市よりご入庫いただきました。
数あるトルコン太郎設置店の中から、オートサプライ鈴木をご指名いただきまして誠にありがとうございます。
車両情報
車名 | レヴォーグ | メーカー | スバル |
型式 | CBA-VAG | グレード | 2.0GT-S アイサイトセイフティプラス |
初度登録年月 | 平成30年7月 | 入庫時走行距離 | 49,354km |
現在の走行距離は49,354kmです。
走行試運転と、外部診断機による故障コードチェックは良好です。
事前チェックの後、早速作業を開始します。
車両をリフトで水平に持ち上げます。
CVTオイルを排出します。
抜取り油のサンプルを採取します。
比較的きれいな状態でした。
オイルパンを取り外します。
オイルパンを外すと、内部はご覧のようになっております。
ストレーナーを取り外し、シールパッキンをはがします。
バルブボディとソレノイドをしっかり洗浄します。
洗浄液をペーパーウエスで拭き取ります。
ご覧の通り、新品同様に洗浄ができました。
ストレーナーの新旧比較、左が使用後、右が新品です。
使用後のストレーナー吸い込み口には異物らしきモノが確認できます。
Oリングにオイルを塗って取付します。
トルクレンチを使用して、新品のストレーナーをメーカー規定トルクで締め付けします。
オイルストレーナー取付完了
続いてオイルパン洗浄です。
オイルパンには、CVT内部で発生する鉄粉を回収するためのマグネットが装着されています。
鉄粉付着量を確認するため指で一部除去します。
走行距離4.9万kmでもこの鉄粉付着量でした。
マグネットを外して、オイルパン底部を軽く擦ってみます。
ウエスはご覧のとおり真っ黒になってしまいました。
CVTオイル交換の際は、オイルパン底部に堆積したこのスラッジを除去しておかないと、新油の洗浄作用で後からスラッジが剥がれ、ストレーナーやソレノイドバルブに詰まってしまいます。
CVTオイル交換直後は調子よくなりますが、1ヵ月ほど経過したころにCVTの調子が悪くなってしまいます。
このようなことが絶対に起こらないよう、オートサプライ鈴木ではオイルパン洗浄の重要性を訴え続けております。
シールパッキンを剥がしてからオイルパン底部にパーツクリーナーを吹きかけていきます。
刷毛を使って丁寧にオイルパンを洗浄します。
洗浄後のオイルパンは新品同様に再生されました。
取り付けした後は、見えなくなる部分ではありますが、手を抜くことなく洗浄しています。
マグネットは安価な部品のため新品に交換します。
ドレンプラグとガスケットも新品交換です。
オイルパン取り付けボルトも新品を使用します。
シールパッキンを塗布し速やかにCVTへ取付します。
トルクレンチを使用して、オイルパンボルトをメーカー規定値で締付します。
オイルパン装着完了です。
シールパッキンが落ち着くまでしばらく待ちます。
この間、トルコン太郎を接続して初期補充の準備をしておきます。
トルコン太郎を接続します。
施工実績1,000台のノウハウがありますので、最適な箇所、方法で接続します。
シールパッキンが落ち着きましたらオイルを補充します。
オイルパンから抜けた量+αの新油を充填します。
今回の作業で7.0リットルのオイルが抜けましたので8.0リットルの初期補充をします。
画像は、抜取り油と新油の比較です。
初期補充の後、エンジンを始動すると、レヴォーグのCVT内のオイルが、トルコン太郎のクリーナーモニターへ流れてきます。
抜き取り油と比較すると、きれいになっているわかります。
新油の洗浄作用を使って30分間のクリーニングを実施します。
今回は、走行距離も少なく、8.0リットルの初期補充でそこそこきれいになりましたので、プレ洗浄は省略して本命のオイルに交換することになりました。
トルコン太郎内のオイルを入れ替え準備します。
オーナー様の選択は、パワークラスターATFレーシング。
ポイント
パワークラスターATFの特徴は、独自の分子技術により高い保護性能と全域性能を確立し、低速から中速までスムーズでトルクフルなフィール、高回転でクリーンな伸び。
変速ショックの低減や伝達能力の向上、変速ギアの切り替わりのスピードの速さなど体感度抜群のATF/CVTオイルです。
ベースオイルにはコンプレックスエステルとアルキルナフタレンを採用した超高性能モデルです。
極圧性が高く、スポーツ走行などの長時間の高温状態にも耐久性をもたせ、伝達能力低下が原因で生じたトルク不足、燃費の悪化、レスポンスの悪化を蘇らせる特殊なブレンドオイルです。
市販品ATF/CVTオイルの最強ランクのオイルです。
当店一番人気のこのオイルは本当におすすめです。
交換直後から体感できますが、さらに500~1,000KMほど走行後に化けます。
新車の様な、もしくはそれ以上のトルクの伝達感、素早く滑らかなシフトフィーリングが楽しめるオイルです。
特にレヴォーグのようなターボエンジン、高出力車に最適なオイルです。
圧送交換の準備完了です。
それでは本命のパワークラスターATFレーシングと入れ替えるための圧送交換開始です。
圧送交換が終わりました。
新油と比較しても、きれいになったのがわかります。
抜取り油との比較。
新油、抜き取り油、交換後の比較
CVTオイル交換完了時の油温を確認してトルコン太郎を切り離します。
オーバーフロー調整のためにスポットクーラー2基使用してCVTを強制冷却します。
なぜ、冷やすのか?
それは、CVTオイルは温度によって体積が変わるからです。
正確なフルードレベル調整を実施するためには、メーカーの指定する温度の時に、指定する量に調整する必要があります。
強制冷却を実施している間、ご依頼いただいた前後デフオイル交換をします。
デフオイルを排出します。本来は少し黄色味のある無色透明なオイルですが、劣化して茶色に変色していました。
ドレンプラグとオーバーフロープラグのスラッジです。
ドレンプラグのマグネットには、ご覧のとおりの鉄粉です。
きれいに洗浄して、新品ガスケットを装着します。
デフにもパワークラスターを使用します。
使用するオイルは、パワークラスター特注品の当店オリジナル、「ギヤオイル漆黒スーパーレーシング」です。
こちらのオイルもATFレーシング同様、市販品の中ではトップクラスの高性能品となります。
このオイルでデフオイルだけ交換しても、わかる人には変化を体感していただくことができるほどのオイルです。
フィラーからオイルを充填します。
オーバーフローからオイルが排出されてくれば’適量です。
次にリヤデフオイルの交換です。
リヤデフオイルも茶色く劣化しておりました。
フィラープラグとドレンプラグです。
ドレンプラグのマグネットの鉄粉です。
鉄粉を除去してねじ部にシールを塗ります。
ドレンプラグ取付
リヤデフもパワークラスターギヤオイル漆黒スーパーレーシングを充填します。
漆黒仕様のため、オイルはご覧のような色合いですが新品です。
デフオイル交換後も、CVTの冷却は続きます。
気温にもよりますが、適温になるまで2~3時間はかかります。
温度が下がってしましたので油量調整に入ります。
オーバーフロープラグを外してオイルを排出します。
サンプルを回収します。
新品のオーバーフロープラグとガスケットを準備
基準温度になりましたらオーバーフロープラグを取り付けして完了です。
メーカーの規定温度は、通常5~10℃くらいの幅があります。
その間で調整すれば良いということですが、当店では、より正確なフルードレベル調整を実施するために、ある温度をピンポイントで狙って調整しています。
今回も、完璧なフルードレベル調整ができました。
CVTオイル交換、ビフォアー・アフター
CVTオイル交換完了後は、走行試運転と外部診断機による故障コード確認。
当然ですが、問題ありません。
当店一番人気、パワークラスターATF
スバルの2.0リットルターボ、リニアトロニックCVT搭載車に最適なオイルです。
純正オイルには味わえないパワフルかつ、スムーズな発進加速を体感していただくことができます。
今回のブログは、VAG スバルレヴォーグ 2.0GT-S のルコン太郎によるCVTオイル交換の様子でした。
レヴォーグだけでなく、リニアトロニックCVT搭載車の施工実績も多数ございます。
そのすべての車種において、今回のブログ同様の作業が可能です。
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以下の情報をお聞きしますので、車検証のご用意をお願いします。
1~5は、車検証に記載がある項目です。
- 初度登録年月
- 車台番号
- 型式
- 型式指定番号(5桁の数字)
- 類別区分番号(4桁の数字)
- 車名・車種
- 現在の走行距離
- ミッションの種類(AT/CVT/その他)
- トルコン太郎ご依頼の理由・目的
- 使用するオイルのご希望
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