平成14年式 ホンダ ラグレイト RL1

AT内部洗浄とATF交換のご依頼です。

 

東京都杉並区からお越しいただきました。

 

走行距離はメーター読みで136,318KM。

一時的にマイルメーターを装着されていたということで実走行距離は150,000KMくらいということです。

 

 

問診の後、走行試運転へ。

 

オーナー様の話では、変速時のショックがあるのとPレンジからRレンジに入りにくい とのことです。

試運転時には症状が比較的軽い印象。

 

今回ご依頼いただいた作業で症状の改善ができるよう最善を尽くします。

 

 

作業場へ戻りATFの状態を確認します。

ATFでこの黒さはかなりの劣化を意味します。

 

続いて外部診断機を接続します。

ATだけではなく、すべてのシステムに「異常なし」でした。

 

すべての事前診断は問題ありませんでした。

それでは作業に入ります。

 

まずはATドレンボルトに付着している鉄粉を除去する作業から。

リフトで車両を持ち上げます。

 

作業の障害になるアンダーカバーを外します。

 

ホンダ車の定番、ATにオイルパンがありません。

オイルパン洗浄の代わりにドレンプラグのマグネット部分に付着している鉄粉を除去洗浄をします。

 

ドレンプラグを外しATFを排出します。

かなり黒いです。

 

サンプル採取。

 

ドレンプラグの状態。

大量の鉄粉が付着していました。

 

丁寧に洗浄します。

 

新品のように再生できました。

鉄粉を除去せずATF交換をすると、溶解した鉄粉が巻き上がりAT内部で不調をおこしてしまいす。

 

ドレンガスケットも新品に交換。

 

専用工具を使いメーカー規定トルクで締め付けします。

 

排出したATFと同量の新品ATFを補充します。

 

トルコン太郎の準備をします。

画像はトルコン太郎背面の内部の様子です。

 

オートサプライ鈴木ではホンダ車のATF交換は純正ATFを使用します。

ラグレイトの指定ATFは「ATF-Z1」です。

 

ラグレイトとトルコン太郎を接続します。

 

排出したATFより少し多めの3.5リットル補充します。

この補充を初期補充といいます。

 

初期補充を終えたらエンジンを回します。

エンジンを回すと車とトルコン太郎の間をATFが循環します。

ATFの状態は画像の状態になりました。

まだまだ黒いです。

 

排出したATFと比較してみます。

3.5リットルの交換をしましたが変化が感じられません。

ATFがかなり汚れていたことがわかります。

 

ここまでがドレンプラグの鉄粉除去作業になります。

 

ここから先はAT内部洗浄と仕上げのATF交換作業に入ります。

 

最初にAT内部の洗浄をします。

AT内部洗浄はATF全量より多めのATFを入れ替えて行います。

通称プレ洗浄ともいいます。

 

それでは1回目の圧送交換スタートです。

 

・・・・・。

8リットルのATF交換が終わりました。

 

想定の範囲をはるかに超えていました。

交換前の汚れ具合の激しさがわかります。

 

新品ATFとの比較です。

ここまで11.5リットルのATFを使用して交換しています。

 

見た目の変化はありません。

しかし、こうしている間にもAT内部の洗浄が進んでいます。

 

クリーニングが終わりるとトルコン太郎が合図を出して教えてくれます。

最終交換として2回目の圧送交換に入ります。

2回目の交換が終わりました。

1回目の内部洗浄効果が出ています。

ここまできれいになれば一安心です。

 

最初の排出ATFとの比較です。

モニター内部のフィルターも見えるようになりました。

 

カメラを近づけて撮影するとご覧の通りです。

 

 

改めてATF交換を振り返ってみます。

初期補充後

 

圧送交換1回目(プレ洗浄)

 

圧送交換2回目(最終交換)

 

ここまできれいに交換ができれば見ているだけでも気持ちいいですね。

調子よく走れそうです。

 

トルコン太郎の合図で2回目の浄作業が終わりましたらホースとアンダーカバーを元通りにします。

 

ここからは裏技です。

ホンダ車のごく一部の車種で可能です。

ATオイルフィルターがミッション外部に外付けされています。

このタイプの場合は交換が可能です。

 

取外しに想定以上の時間がかかりました。

 

新品のフィルターを取り付け。

 

エンジンを始動し暖気してATFの量を調整します。

不足分を補充して規定値に合わせます。

 

交換後のATFの状態です。

ピンク色になりました。

 

交換前は↓でした。

 

 

きれいに交換ができたところで走行試運転へ行ってきます。

走りだしてすぐにわかる快調な感じ。

発進・加速・変速が交換前よりもスムーズになっています。

 

3.5リットルのエンジンが車体をグングン引っ張っていきます。

乗って楽しい車へ変身しました。

 

ATFが劣化して車の性能が発揮できないのは本当にもったいないといつも思います。

 

作業場へ戻り最後の作業。

外部診断機での故障コード確認。

 

もちろん問題なし。

こうして希少車ラグレイトのAT内部洗浄とATF交換が無事に完了しました。

 

北米生産のラグレイト。

こうしてみるとカッコ良いですね。

 

 

ホンダ車は走行10万KMを超えたあたりから体感できるAT不調が始まります。

不調を無視して走行し続けると致命的なダメージを受けAT本体の寿命になります。

 

そうなってしまうと30~50万円の高額修理が必要になります。

 

ギヤ切り替えや変速がもたつく、振動するなどの症状がでてきたら早急なAT内部洗浄とATF交換をおすすめします。

ホンダ車は純正以外の社外ATFの使用は故障を招く恐れありますのでご注意くださいね。

 

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