トヨタダイナベース カムロードKDY281

走行距離220,173KM

ATF圧送交換

 

バンテック製のキャンピングカー「コルドバンクス」というお車のATF圧送交換のご紹介です。

ベース車両はトヨタのカムロードというダイナベースのキャンピングカー専用シャーシーです。

電話での問い合わせを経て東京都からお越しいただき入庫となりました。

 

走行距離は220,000KM!

新車で購入後、一度もATF交換はしていないということです。

 

150,000kmを超えた頃からATFに不安を感じ、ディラーやその他業者へ交換を相談しましたが、どこの工場も受けてくれなかったそうです。

オートサプライ鈴木では、過走行のお車でも変速ショックや滑りなどの不具合がなければATオイルパン洗浄とATFストレーナー交換の同時施工でATF交換が可能です。

 

 

 

ご依頼いただいた整備の内容

 1、トルコン太郎でATF交換(オイルパン洗浄、ストレーナー交換あり)

 2、デフオイル、トランスファー交換(4WDのお車です)

 3、エンジンオイル交換(今回は紹介を割愛いたします)

以上の3点コースでご依頼をいただきました。

 

オイルパン洗浄、ストレーナー交換

ATオイルチェック、外部診断機での故障コードのチェック、走行試運転で問題がないことを確認して早速作業に入ります。

 

 

普段はリフトを使って車を持ち上げて自然な体勢(楽な体勢ともいいます)で作業をさせていただいておりますが、今回のキャンピングカーはベースがトラックですので、乗用車用リフトでは作業できません。

ジャッキとリジットラックを使って車を持ち上げて固定しますが、リフトと異なり40センチ程度しか持ち上げられません。

 

オイルパン脱着やストレーナー交換、デフ・トランスファオイル交換など今回実施する作業は画像の道具を使って寝そべった状態での作業になります。

普段リフトを使った楽な姿勢と比べると作業はやりにくいですが、プロのお仕事ですから完璧な作業を実施していきます。

 

早速ATFをオイルパンから抜き取ります。

画像でもわかるほどの黒いオイルが出てきています。

※エンジンオイルではありません。真っ黒なATFです。

 

オイルが抜けたらオイルパンを慎重に取り外していきます。

 

オイルパンを取り外すとAT内部はこのようになっています。

ATオイルストレーナーとコントローブバルブボディです。

ATオイルストレーナーを取り外します。

 

左がATオイルストレーナー、右がオイルパンです。
総距離相応に汚れが付着しています。

 

ATストレーナーです。
左が使用後、右が新品です。

 

220,000KMもの間、懸命に働いてくれた「鉄粉回収マグネット」

 

きれいに掃除をして、またもとに場所へ戻します。

 

220,000KMの汚れをしっかり洗浄すると新品のように蘇ります。

 

清掃が済んだら、ATオイルストレーナーとオイルパンを取り付けしていきます。

このお車は、オイルパンのガスケットにシールパッキン(液体ガスケット)を使うタイプです。

塗るときは液状で、硬化するとゴム状になります。

一般的に市販されているシールパッキンは、完全硬化しないとオイルを入れることができませんが、オートサプライ鈴木で使用しているものは取り付け後、すぐにオイルを入れることが可能な製品ですので、ATFの圧送交換まで1日で作業が完了します。

 

さて、元通りに取り付けがすみましたら、最初に抜いたオイルと同量の新油を補充します。

今回は4.5リットルの補充になりました。

ここまでの作業が【オイルパン洗浄・ストレーナ交換】になります。

 

トルコン太郎で圧送交換

ここから先はトルコン太郎を使った【ATオイル圧送交換】になります。

トルコン太郎、登場しまた!

 

ラジエーターに内蔵されているATオイルクーラーとAT本体をつなぐホースの間にトルコン太郎を接続しています。

 

接続した状態でエンジンをかけると、クリーナーモニターに車の内部に流れているオイルの状態を見ることができます。

車(AT)⇒ 外部ホース ⇒ トルコン太郎(モニター)⇒ 外部ホース ⇒ 車(AT)へ戻る

このような流れになります。

この状態はクリーニングモードといって、オイルの中を浮遊しているスラッジをフィルターでろ過するために行います。

 

圧送交換1回目(プレ洗浄)

一定時間のクリーニングが終了したら、いよいよ圧送交換になります。

プレ洗浄として、アイシンAFW+を9リットル使って一気に全量交換します。

 

3つのモニターの説明

右手前のモニターは車から回収しているオイル(廃油)です。

真ん中のモニターはクリーニング中のオイルの状態が見られます。(画像は圧送交換中ですので停止中です)

左奥のモニターは車に圧送している新油です。

 

 

1回目の圧送交換終了です。

左奥に見える赤い新油で9リットルを一気に全量交換しました。

 

が、クリーナーモニターをご覧ください。

全量交換を終えてクリーニングモード中のオイルの状態です。

 

左のペットボトル(一番最初に抜き取ったATF)と見た目あまり変わっていません。

オイルパン洗浄後の初期補充も含め13.5リットルも使って新油と交換したことになりますがこの状態です。

ここで、プレ洗浄をもう一回追加することにしました。

 

圧送交換2回目(プレ洗浄)

一定時間のクリーニングの後、2回目の圧送交換をスタートします。

2回目は全量+αの10リットルで一気に圧送交換していきます。

今回もプレ洗浄ですのでアイシンAFW+を使います。

2度目の全量交換終わり。

先ほどよりは、きれいになりましたでしょうか?

 

モニター内部のフィルターもなんとか見えるようにまでなりました。

左の抜き取り油と比べると一目瞭然です。

ここまできれいになれば、プレ洗浄は終了です。

 

圧送交換3回目(最終回)

さあ、いよいよお次は圧送交換最終回。

本命のオイルの登場です。

ワコーズ ATFプレミアムS

潤滑性、耐熱性、耐久性、内部の保護能力、申し分のないほど高性能なオイルです。

もちろん100%化学合成油です。

 

新車からATF無交換で220,000KM走行であること、重量級車両であること、300,000KM走行が目標である、という事ですので迷わずこちらのオイルをお勧めさせていただきました。

 

トルコン太郎に【ワコーズATFプレミアムS】をセットして、3回目の圧送交換も全容量+αの10リットルで一気に圧送交換していきます。

ちなみに、このペール缶の中身、ワコーズATFプレミアムSは一般的な赤色のオイルではなく、エンジンオイルのような薄茶色をしています。

 

さあ、いよいよ3回目の圧送交換です。

どこまできれいに交換することができるでしょうか。

3回目の圧送交換スタート!

圧送交換3回目終了。

 

ご覧の通り、透明感が出ました!

3回目でここまできれいに交換することができました。

左の抜き取り油と比べてください。一目瞭然ですね。

 

今度は角度を変えて新油(左のモニター)との比較です。

 

ここまできれいに交換することができれば、ATミッションの負担も軽くなり300,000KM走行も現実になりそうです。

 

この後、暖気をして走行試運転、ATFのレベル調整、外部診断機を使って不具合の有無を確認して一連の作業終了です。

 

 

同時にデフオイル、トランスファオイル交換もしております。

 

こちらのオイルももちろんワコーズ!

 

リヤデフオイル交換

ここにも鉄粉こんもり。きれいに清掃して取り付けします。

 

続いてトランスファオイル交換

こちらは鉄粉少な目。こちらも清掃。

 

今回、駆動系オイルをリフレッシュしました。

トヨタディーラーも、カー用品店も、どこの整備工場も、依頼を受けてもらえなかったATF交換作業が完ぺきに終了しました。

オーナーの渡辺様もひと安心。

 

交換後の走りも楽しみですが、今回の作業の目的はあくまで300,000KM走行へのチャレンジのためです。

今後も日本全国めぐりに活躍してくれることでしょう。

 

 

同車種のATF交換に興味のある方、お悩みの方はお問合せください。

電話 048-775-3322

 

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