車検整備

スズキワゴンR(平成15年式MH21S)の車検整備事例です

平成15年式 スズキワゴンR 中古車を伊奈町のお客様にお買い上げいただきました。
車検整備をして2年車検をとってから納車になります。
走行距離は88,800KMです。

ワゴンR外観画像

今回の車検整備で実施した作業

エンジンオイル・オイルエレメント交換

ワゴンRエンジンオイル交換

古いオイルを抜き取り、新しいオイルを注入します。

ワゴンRオイルエレメント

オイルフィルター(オイルエレメント)を交換↑

※エンジンオイルは定期的な交換が必要です。

ブレーキメンテナンス
(ブレーキの清掃と調整・給油作業)

ブレーキは時間の経過とともに性能が少しずつ低下してしまいます。
この作業をすることにより、ブレーキの性能を良い状態に保つことができます。
通常、車検をお受けしたときに実施する作業となります。

前ブレーキ画像

前ブレーキを分解して清掃給油します↑

後ブレーキ画像

後のブレーキも同様に清掃給油します↑

後のブレーキの油圧を受けるゴムのパッキン交換
(リヤブレーキ・シリンダ・カップキット交換)

後ブレーキシリンダ

後のブレーキの油圧を受けるゴムのパッキンを交換します。
画像の手で持っている銀色の部品を「ピストン」といいます。
ピストンに黒色のゴムのパッキンがついています。
この部品はゴム製ですので定期的に交換しないとオイル漏れを起こしブレーキが効かなくなります。
ちなみにこの黒色のゴム部品を「シリンダカップ」といいます。

ブレーキフルード交換(ブレーキオイル交換)

ブレーキオイル画像

車のブレーキは油圧で作動しています。
実はこの大切なブレーキを作動させているオイルは湿気を含みやすく劣化します。
エンジンオイルほど交換が必要ではありませんが、通常2年ごとのお取替が必要なのです。
前回の車検で交換してありますか?

エンジンの動力をタイヤに伝えるシャフトのゴムカバーの交換
(フロント・ドライブシャフト・ブーツ交換)

ドライブシャフトブーツ画像

ジャバラの部分が切れてしまい中から黒い油が飛び散っています↑
このままでは車検に通すことができませんのでゴムカバー(ブーツといいます)を交換します。

この部品はゴム製ですので時間の経過(新車から8~10年くらい)とともに劣化してひび割れが発生してきます。
その後、ひび割れから亀裂(切れ)へと進行していきますので、本来ならば今回のように亀裂が入る前に交換が必要です。
亀裂が発生した状態(上記画像の状態のことです)で更に走行し続けると、内部の潤滑油が飛んで無くなってしまい、潤滑不良になり右左折時に「パキパキ」と異音が出るようになります。
そうなってしまうと、ゴムカバー(ドライブシャフトブーツ)の交換だけでは済まなくなり、ドライブシャフトのジョイント部分丸ごと交換が必要なり費用も多くかかってしまいます。

ドライブシャフトブーツ画像

手で持っている部品がジョント部分です。工具を使って分解して外します。

ドライブシャフトブーツ画像

左のゴムカバーが新品部品です。右の切れている方は車から取外したものです。
本来は切れる前ににゴムカバー(ドライブシャフトブーツ)の交換が必要なのです!

バッテリー交換

バッテリー画像

バッテリーの交換サイクルは通常3年です。
バッテリーが古くなってくると、ある日突然エンジンがかからなくなります。
エンジンが掛からなくなって通勤やお子さんの送り迎えに毎日車を使う方、遅刻しては大変です。
そうなる前に3年経過のバッテリーは早めにお取替をしましょう!

エアコン・クリーンフィルター交換

エアコンフィルター画像

助手席グローブボックスを取り外すとエアコンフィルターにアクセスできます。

エアコンフィルター新旧画像

左が使用後、右が新品のクリーンフィルターです。

自動車のエアコンのフィルターは紙製ですので清掃ができません。
1年または15,000キロ走行ごとに交換が必要です。
車内のホコリで汚れた空気をクリーンにしてくれる優れものです。

車名 車検整備 まとめ

今回の車検整備での作業

法定24ヶ月点検・検査機器による点検調整
エンジンオイル・オイルエレメント交換
ブレーキメンテナンス・ブレーキオイル交換
リヤブレーキ・シリンダ・カップキット交換
ドライブシャフト・ブーツ交換
バッテリー交換
エアコン・クリーンフィルター交換

以上の整備で走行距離の多い中古車も絶好調になりました。
しっかり整備したお車で楽しいカーライフを送ってくださ~い!!
この度はお買い上げありがとうございました。

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